いま、原状復帰の賃貸をカスタマイズする、
「賃貸DIY」がどんどん進化しています。3歳の息子さんのママでもあるEHAMIさんに、子育てしながらでもできる
賃貸DIY術と
古いキッチンをセンスアップするDIYのコツについてお話を伺いました。
▼EHAMI (えはみ)さんファミリー プロフィール
・家族構成:夫(29歳)、妻EHAMIさん(31歳)、3歳の男の子との3人暮らし
・居住エリア:千葉県
・住宅形態:賃貸マンション 1LDK
blog:
http://ehami123.blog.jp/
Instagram:
@ehami123
■リビングとキッチンとをつなぐ、手づくりのカウンター
キッチンとリビング・ダイニングとを隔てるのは、古木風の雰囲気たっぷりのカウンター。黒い柱とライティングレールで、インダストリアルなテイストを盛り上げています。
「これは既存のカウンターではなく、いちから作った
オリジナルです。長い角材を買ってきて、コの字に組み立てたものがベースになっています。
天井部分に
アジャスター金具を取りつけると、突っ張り棒のように天井と床との間に設置ができるんです。壁や天井にくぎを打つことなく、大型家具が取りつけられます」
なんとこれ、EHAMIさんひとりで組み立てから設置までを行ったというから驚きです。来客からは見えない内側は、作業台と食器やゴミ箱を収納するスペースとして活躍しています。
■素材にぐっと雰囲気を持たせる、ひと手間ひと工夫
昔ながらの懐かしさが残る、コンパクトなキッチン。隣接する掃出し窓には、木の棚を取りつけています。
なんとこれ、既存のカーテンレールを外した際のネジ穴を利用したもの。カーテンレールの代わりに角材を打ちつけ、さらに縦方向にも角材を
L字金具で固定。こうしてできた枠組みに横板を渡し、小物やフライパンのためのディスプレイ収納に仕上げました。壁に穴をあけることなく棚を取りつける、斬新なアイディアです。
棚板をつけたり重いフライパンをひっかけたりと、自由度が広がります。
シンク下の扉には、マスキングテープを貼った上に
強力な両面テープを貼り、
薄いベニヤ板を張りつけています。
「そのままだとなんだか味気ないので、
水っぽくのばした白いペンキを、わざとムラになるように塗っています。
こうすると、少し
古びたような味わいが出るんです」
古い賃貸にはつきものの給湯器にも、センスとアイディアが光ります。おしゃれなチョークアートをめくると……!
「ダイソーのマグネットシートの上に、
黒板シートを使っています。これなら、サッと取り外しもできますし、注意書きなどが見られなくなる心配もありません」
(編集部注:給湯器へのデコレーションは、推奨されているものではありません。素材や熱の伝わり方などに十分注意して行ってください。)