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春は引っ越しシーズン。「パパの転勤で」「入園、入学を機に」など、この春引っ越しをする家庭もあるかもしれません。引っ越しによる環境の変化は、ママやパパはもちろん大変ですが、子どもにとっても大きなストレスになってしまいます。
新しい環境で安心して生活をスタートさせるために、子どもの心もしっかりフォローしてあげたいですね。
■「引っ越しの理由」子どもにどう話す?
小さな子どもは、引っ越しをしなければいけない理由がまだきちんと理解できません。中には、知らない家に遊びに来ているだけだと考え、引っ越しから数日経ったころ「(前の)おうちに帰ろう」と言い出す、なんてことも。
だからといって子どもにきちんと話をしないまま引っ越しをすると、急な環境の変化がストレスを与えてしまいがちです。
「パパのお仕事の場所が変わるから、みんなで新しいおうちに行くんだよ」「このおうちとはさよならしなくてはいけないんだよ」など、子どもに分かる言葉できちんと説明しましょう。
園や近所にお友達がいる場合は、「おうちが変わってもずっと友達でいられるよ」「また会えるよ」と、不安を取り除いてあげてくださいね。
■引っ越し後の「ポジティブなイメージ」を伝えよう
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引っ越しはママにとっても大変な作業です。荷造りや手続き、新しい土地での生活のことなど、不安なことも多いですよね。
でも、その不安が子どもに伝わると、大きなストレスになってしまうことが。ママの不安を解消するためにも、引っ越し先の場所のことを事前に調べておきましょう。
「広い公園がある」「美味しそうなレストランがある」など、子どもが喜びそうな情報は親子でシェア。もし遠方でなければ、子どもと一緒に引っ越し先の土地に一度足を運んでみると、新しい生活をイメージしやすくなりますよ。
■子どもと一緒に荷造りを
引っ越しで大変なのが荷造りです。「できれば子どもが寝た後や園に行っている間に、パパッと済ませてしまいたい」と考えるママも多いかもしれません。
でも、子どもにとっては、知らないうちに自分のおもちゃなどが段ボールに詰められて、部屋がガランとなっているのはとても寂しいもの。少し時間がかかるかもしれませんが、できれば荷造りは子どもと一緒に行うようにしましょう。
「新しいおうちではこれをどこに置こう」などと話ながら荷造りをすれば、引っ越しに対する子どもの不安も軽くなるはずです。
■引っ越し後は親子で挨拶回り
引っ越し後に行うご近所への挨拶回りは、できるだけ家族みんなで行いましょう。周りにどんな方が住んでいるのかが分かれば子どもも安心しますし、近所に同じ年頃の子どもがいれば知り合うきっかけにもなります。買い物や散歩などにも親子で出かけ、新しい土地のことを知っておきたいですね。
大きな道路や交差点など、危険な場所のチェックも忘れずに。
引っ越し後は荷ほどきや片付けなど、ママはやることがたくさん。でも、新しい場所ではできるだけ親子でゆっくり過ごし、子どもに変わった様子がないか気を配ってあげましょう。子どもを不安にさせないために、積極的にスキンシップをとるようにしてくださいね。
■転園を伴う引っ越しの場合は?
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転園をする場合は、可能であれば新しい園を事前に見学させてもらいましょう。これから通う園の様子を知ることができれば、子どもも新しい生活をスムーズにスタートしやすくなります。
新しい園に通い始めたら、新入園のつもりで気長に慣れるのを待ちましょう。前の園でできていたことができなくなることもありますが、叱ったり責めたりするのはNG。
とくに転園してすぐは、先生達も子どもの様子に注意を払っているはずです。しっかり園とコミュニケーションをとり、心配な点があれば積極的に尋ねるようにしてください。
一般的に、子どもは年齢が低いほど環境の変化への適応力も高いものです。引っ越しによる子どものストレスを和らげるために、しっかりとフォローをしてあげたいですね。