連載記事:知っている人だけトクする税金術 2017
一発でガツンと大きくトクする! 家計を元気にする税金のイロハ【知っている人だけトクする税金術 2017 第1回】
いま、
税金の制度が、すごい勢いで変化しているのは、ご存じだろうか? これを知っているのと、知らないのでは大違い! なぜなら、お金のことは
「知っている人だけがトクする」という仕組みになっていることが多いからだ。
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今回は、
「家計を元気にする」という面にフォーカスして、税理士の
湊 義和(みなと よしかず)さんに、「家計を元気にする税金のイロハ」についてお話を伺った。
■「節税テク」から「活用テク」に
「私が、主婦のみなさんにいちばんお伝えしたいことは、『税金の
制度を活用して、
家計を元気にしてください!』ということです」(湊さん)
税金を活用して、家計を元気にする!? 正直なところ、すぐにはピンと来ない人の方が多いだろう。けれども、たとえば、「
マイホーム購入」「親世代から、パパママ世代への
財産のバトンタッチ」…。こういった人生の大イベントには、税金の知識があった方が、お金を賢く守れることが多いのだ。
お金を賢く守るために最初に覚えておきたいポイントは、大きくわけて2つある。
■ポイント1:「税金の知識」で得られるおトクは、大きな金額
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もっとも重要なことは、「
税金の知識があることで、トクする金額は、
大きな金額である」ということ。
とかく税金に関する用語は、とっつきづらいものが多く、「面倒くさそう」という気分に陥りがち。けれども、ここを、「ほんの少しだけ」、がんばってみて欲しい。
多くのママは、「ポイントカード」や「割引クーポン」などを使って、「コツコツと小さなオトク」を積み重ねることが得意だ。けれども、税金の知識を持つと、
「一発でガツンと大きなオトク」が手に入る。だから税金の知識をぜひ心に留めて欲しい。
■ポイント2:「税金のオトク」に必須なものは、家族の協力
たとえば、「税金のオトク」の有名どころとしては、
「医療費控除」がある。
「医療費控除」は世帯ごとの申請となるので、共働きで保険証が別であったとしても、ひとつにまとめて申請できる。
そのためには、年度始めから1年間の「医療費扱いとなる領収書やレシートを集めておくこと」が必要となる。これは家族全員の協力体制がないと難しい。
このほかにも、
「贈与税」「相続税」といった税金の支払いをオトクにするためには、「家族内で、
全員が納得していること」が大切だ。それゆえ、家族全員で税金についての意識を高めておきたい。
次回は、
「贈与税の裏事情でトクをする!? 親もママも税金対策できる “住宅購入” のコツ」です
この記事は2017年1月の取材に基づいて書いています。
■今回取材にご協力いただいた湊 義和さんの著書
『
家計を元気にする 税金活用術 「節税」から「活用」へ』
湊 義和 / 中央経済社 ¥1,600(税別)
湊 義和さんプロフィール
中小企業を応援する政府系金融機関のサラリーマンから一念発起して税理士になった経歴の持主。とかく難解な税金の世界の水先案内人として、一般の方の税金相談から独立開業、二代目の事業承継などさまざまな相談に乗るのが生きがい。趣味は最近少し人気が回復してきたスキー。
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