冬の軽井沢を舞台に弦楽四重奏団を組んで共同生活を送る4人の男女が繰り広げる、大人のラブストーリー×ヒューマンサスペンスで話題のドラマ「カルテット」(火曜22時~)も3月21日が最終回。
今回は、2017年大ブレイク間違いなしの俳優、高橋一生さんの演じる家森諭高(いえもりゆたか)に焦点を当て、バツイチ子持ちパパの恋愛について考察してみました。
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高橋さん演じる家森は離婚を経験し、そして淡い恋心を抱いていることが分かりました。
しかし、離婚をしているからこそ、次の恋愛に行くための一歩がなかなか踏み出せない彼の心の揺れと一緒に、離婚した人が新しく恋するための方法もご紹介します。
恋は当たって砕けない
高橋さん演じる家森諭高(以下、家森)は、満島ひかり演じる世吹すずめ(以下、すずめ)に片思いをしていることが分かりました。
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しかし、それは決して「当たって砕ける恋愛」をしないために、堂々と自分の気持ちをないものにしようとしています。
その象徴ともいえるセリフが
「僕は女性を好きにならないようにしている」
「向こうが僕を好きになる確率が極めて低いからです」
彼の相手への想いが切ないほど伝わる言葉です。
というのも、自分の片思いの相手は別の人に恋心を抱いており、その気持ちをストレートに伝えられている家森にとってみれば、当たって砕けてもいいから、この気持ちを相手に知ってもらおうとは決して思っていないのです。
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好きだからこそ、自分は身を引く。でも、ただ「あきらめよう」とアッサリしているものではなく、好きがあふれそうな気持を精一杯引き留めていると言った感じです。
離婚をした人にとって、次の恋愛は失敗したくない恋愛です。
そして、つらい離婚があった後に好きだと思える相手、大切に大切にしたいと思ってしまう気持ちも分かりますよね。
砕くのではなく、溶かしていく
離婚を経験した人にとって、新しい恋愛に進むことはとても勇気のいることです。
離婚した自分に負い目を感じてしまう人も少なくありません。
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離婚した人が、こんなことを言っていました。「とても大切な人と一緒になりたい。でも、僕はバツイチだから、そんな僕を選んだことで、彼女が周りの人から「バツイチを選ぶ女」とみられることがつらい」と。
離婚をしている男性は、とても繊細に恋愛を進めるようになります。大切だからこそ、もっともっと大切に扱おうとしてうまくいかないケースも少なくありません。
離婚を経験した人たちの恋愛にとって大切なことは、砕けることではなく、好きになった人の凍った心を溶かす温かさ。
今、自分の好きな人が別の人を好きでも、当たって砕ける必要なんてなにもありません。
どんなときも、傍にいる。何があっても味方でいる。
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そんな人がいると分かったとき、恋心が生まれるようになります。
諦めるのではなく、無理に奪おうとするのではない。愛情をもって接していくことで、相手の心が溶かしていくことで、自分自身のつらい過去も溶けていくのではないでしょうか。
最終話、各自の片思いの行方、そして嘘はどのようになって1年後を迎えるのでしょうか。
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