2017年3月24日 16:00|ウーマンエキサイト

子どもの事故の事例。事故はこうして起きていた

目次

・1~2歳児の転落・転倒事例でダントツ多いのは?
・事故はこうして起きていた!
・知っておきたい意外な転落・転倒スポット
子どもの事故の事例。事故はこうして起きていた

© Olesia Bilkei - Fotolia.com


子どもの事故は未然にふせぎたいもの。外出中は危ない場所に近づかないよう、走って飛び出さないようわが子の行動に注意している人も、家の中では気がゆるんでしまうこともあります。

小さな子どもをもつ保護者向けに行われたアンケートから、意外な結果がみえてきました。そこで明らかになった転落・転倒の多い事例と対策についてご紹介します。

■1~2歳児の転落・転倒事例でダントツ多いのは?


子どもの事故の事例。事故はこうして起きていた

© famveldman - Fotolia.com


東京都の情報サイト「東京くらしWEB」がおこなった乳幼児を持つ保護者3,000人を対象にしたアンケート調査乳幼児の転落・転倒による危険で、乳幼児の転落・転倒の多い事例が明らかとなりました。

実際に転落・転倒した、しそうになった年齢で最も多かったのは1~2歳のとき。なんと、全体の6割を記録しています。

●製品等別 転落・転倒経験の有無
子どもの事故の事例。事故はこうして起きていた

東京都生活文化局 ヒヤリハット調査 「乳幼児の転落・転倒による危険」


転落・転倒した製品としては、「乳幼児用でない椅子」「ソファ」が1位、2位にランクイン。椅子は「立ち上がる」動作で、ソファーは「遊んでいて」転落、転倒する事例が目立っているようです。

■事故はこうして起きていた!

具体的には日常のどんなシーンで転落、転倒の危険があるのでしょうか。体験者からの投稿によると、次のような事例が寄せられています。

●椅子(乳幼児用でないもの)の主な事例
・上の兄弟 2 人が椅子に座って、パソコンラックで YouTube を見て いたとき、2 歳の男の子も一緒に見たくて椅子の座面に立っていた。
そ れでバランスを崩して腕から落下し骨折した。
・ダイニングテーブルセットの回転する椅子が楽しく、ぐるぐる回っていたら椅子がぐらっと傾いた。
・ハイチェアを買っていなかったので、椅子の上に子供用ローチェアを 置いて、その上に座らせていた。固定していなかったので目を離してい たら椅子の上のローチェアの上で飛び跳ねていて、ローチェアがだんだんずれていった様で、そこから落下した。

また、ソファでは、ソファ自体で遊んでいるときに事故が起こったものが最多でした。
子どもの事故の事例。事故はこうして起きていた

© Olesia Bilkei - Fotolia.com


●ソファの主な事例
・娘が5歳の時、ソファに後ろ向きに座って遊んでいた。振り返ったときにバランスを崩し、前のリビングテーブルで口を打った。上と下の歯 で下唇を挟み、下唇の下を6針、口の中を2針縫った。

・友人の子供(男の子・2 歳)を自宅で預かったとき、娘(5 歳)と一緒にソ ファの背もたれの部分に乗っては降りるという遊びをしていたとき、バキッという音とともに突然ソファの背もたれが後ろに倒れてケガをし そうになった。
椅子やソファでの事故は、不注意によるものが多くみられます。そこで次のような対策を検討してみましょう。
<椅子やソファで事故が起こらないために実施したい対策>
・椅子やソファでは遊ばせない
・遊びだしたら注意する、
・ソファの背もたれは、壁につける、
・ソファーでは寝かせない
・可能なら低いソファに買い替え、もしくはソファの下にコルクマットを敷く

■知っておきたい意外な転落・転倒スポット

●転落・転倒により医療機関の受診が多い製品等
子どもの事故の事例。事故はこうして起きていた

東京都生活文化局 ヒヤリハット調査 「乳幼児の転落・転倒による危険」


アンケートでは0~6歳までの転倒・転落経験、しそうになった経験について調査がおこなわれました。そのなかで、1歳児以降すべての回答に含まれていたのが「家の階段」です。

調査によると家の階段から転落、転倒した際に医療機関を受診している人が多く、保護者自身も家の階段を「危ない場所」と認識している人が多くいました。

子どもの事故の事例。事故はこうして起きていた

© Monkey Business - Fotolia.com


じつは、私の息子も4歳のときに家の階段からすべりおちた経験があります。たった3段でしたが、大人の半分にも満たない小さな体には大きな衝撃があったようです。ケガこそありませんでしたが、横倒しになって全身で落ちてきたので、本当にヒヤッとした記憶があります。

家の階段でおこる事故の状況としては「踏み外す」場合が最も多く、ついで「滑る」となっています。小さいなうちは子どもが1人で階段を使わないよう、ゲートをつける、子どもを抱っこしたまま階段を使用しない、などの対処が事故を未然に防いでくれるのではないかと思います。

大人にとってはなんてことのない場所・場面も、小さな子どもにとっては大きなケガにつながる危険がひそんでいるかもしれません。転落・転倒は普段の日常のなかにあることを、意識しておきたいですね。

<参考サイト>
・東京くらしWEB ヒヤリ・ハット調査 「乳幼児の転落・転倒による危険
・東京くらしWEB ヒヤリ・ハットレポートNo.11「乳幼児の転落・転倒 事故防止ガイド」(PDF:4,825KB)    
・東京くらしWEB 「乳幼児の転落・転倒による危険(報告書)」(PDF:1.06MB)

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