脚本家・坂元裕二のドラマ4選 『カルテット』ロスのママにおすすめ!
■『問題のあるレストラン』(2015年冬・フジテレビ系)
キャスト:真木ようこ、東出昌大、二階堂ふみ、高畑充希、菅田将暉、杉本哲太、吹越満 ほか
『最高の離婚』と同じスタッフが手掛けた作品。男に悩まされた女性たちが集まり、ビルの屋上でレストランをオープンし、人生を変えるべく奮闘する姿が描かれています。
専業主婦や腰掛OL、さらにゲイまで、さまざまな立場の女性が登場。それぞれが抱える悩みに共感しつつ、問題を解決していく姿に「女って強い!」と勇気をもらえるはず。
この作品も坂元ワールド全開で、随所に名言が散りばめられています。セリフにもユニークな表現が多く、「(セクハラを)笑ってごまかせる教習所も出ました」「タッチパネルの反応、一生鈍くなれ」など、思わず使いたくなるフレーズの宝庫です。
■『東京ラブストーリー』(1991年冬・フジテレビ系)
キャスト:鈴木保奈美、織田裕二、有森也実、江口洋介 ほか
柴門ふみさん原作の漫画をドラマ化し、社会現象にまでなったこの名作も、坂元さんが脚本を手掛けました。
坂元節は控えめですが、原作よりも主人公の女性・リカを生き生きと描いているように感じます。
原作は完治の視点で進んでいくので、違いがあるのは当然ですが…。
バブル期につくられた作品なので、「ありえない」と思うシーンも登場するでしょう。しかし、一途な思いや自分の意見をしっかりいえるリカの姿は、いつの時代もあこがれの対象になりそうです。
坂元作品では、深いテーマがテンポよく進んでいくので、作品の世界観に入り込んでしまいます。
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セリフの掛け合いもいいですが、「女性」の姿をじっくりと描いているので共感ポイントも多数。カルテットロスに陥ったら、新作を楽しみに待ちつつ、過去の作品を再度チェックしてみては?
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