ひとりの人間として相手を見ると変わる!? 家族間の悩みを減らすには
日本では、とりわけ血のつながりを大切にしますが、それだけ家族に対する思い入れも強いということなのでしょうね。
家族に関する悩みも年々増えています。そこで今回は、家族とのつきあいかたについて考えてみましょう。
(c) altanaka - Fotolia.com
いちばん大事なのは、「個人対個人」という意識をもつことだと思うのよ。
大人になってからは、家族といえども甘えっぱなしではいけません。家族だから、してもらって当たり前という態度ではダメ。
あなたのために、いろいろ尽くしてくれたことに感謝しなくちゃね。たとえばこれが友人だったら…、と考えてみて。
あなたのために尽力してくれた友人にお礼も言わず、当然という顔で接することが許されるでしょうか?
家族だって同じです。きちんとお礼の気持ちを伝え、感謝の心で日々、接するようにしましょう。家族のありがたさを感じながら生活することで、あなたの中の愛する力がきたえられます。
その愛する力が、いずれ家族から他人へと向けられるはず。家族愛は、他人を愛するための訓練ともいえるのよ。
でも、家族を愛することができない、という人もいるでしょう。そういう人たちに知っておいてほしいのが、「家族といえども別人格の人間」だ、ということ。
先ほど言ったように、日本では家族を絶対的なものと考えるところがあります。
そのため「家族なんだから…」という言葉にとらわれ、身動きできずに苦しむ人が出てきてしまうの。