「あなそれ」クズすぎる美都も「永遠の愛」の恐ろしさに気がついた!

目次

・鈍感力を誇る美都も気がついた! 私の夫は普通じゃない!?
・クレバーな良妻賢母、有島の妻・麗華のちくちく攻め
・能天気な有島に涼太が反撃!
「あなそれ」クズすぎる美都も「永遠の愛」の恐ろしさに気がついた!

© stanislav_uvarov - Fotolia.com


波瑠主演の連続ドラマ『あなたのことはそれほど』(TBS系 毎週火曜22時~)の第5話が5月16日(火)に放送。波瑠演じる妻・美都の不倫が発覚しても「永遠の愛」を誓った、いや押し付けた涼太(東出昌大)でしたが、その嫉妬心が燃え上がり、いよいよ報復を開始します!

■鈍感力を誇る美都も気がついた! 私の夫は普通じゃない!?

さすがの鈍感力を誇る美都も前週の結婚記念日のやりとりで、「私の夫は全然普通なんかじゃなかった」と気づきました。

何といっても、涼太の過剰な笑顔攻撃が恐ろしい。生気のない目をギラリと光らせるエイリアン系の涼太よりも、フルスロットルの笑顔の方が怖いなんて…。東出昌大、いい感じ。2人は相変わらずぎこちない仮面夫婦を続けていきます。

美都と有島(鈴木伸之)の逢瀬の口実に使われていた美都の親友・香子(大政絢)は、美都と同族に見えて、じつは意外と真面目だったことが判明。美都の不倫に猛反対で、涼太について「ただ気持ち悪い」と本音をぶちまける美都に「最低!」と怒りをぶつけます。


正直、多くの視聴者にとって香子の声が、気持ちを代弁している感じではないでしょうか。このドラマ、ヒロインに共感して「応援したい」なんて気持ちよりも、むしろ不倫されても家庭を守ろうとする涼太側にエールを送りたくなる気持ちもわかる気がします。

■クレバーな良妻賢母、有島の妻・麗華のちくちく攻め

子宝に恵まれた有島の妻・麗華(仲里依紗)は、洞察力が強くクレバーないわゆる良妻賢母。一見、家庭は平和そうに見えますが、麗華が通っている陶芸教室が美都と同じだったことが判明し、そのやりとりで美都の嫉妬心が覚醒してしまいます。

なんと前半で、美都は陶芸仲間からの頼まれごとを装い、有島宅を直撃! この美都の奇襲攻撃には、さすがに賢い麗華もビビりました。

ただ、この件について、麗華は決して頭ごなしに有島を攻めたりはしません。ただ「自分はすべてお見通し」という顔つきで、有島をちくちくとつついていきます。


■能天気な有島に涼太が反撃!

ここまではいちばん能天気に構えていたのは有島でした。ところがようや涼太の反撃で「まずい」と気づきます。なんと! 美都のケイタイから電話番号や住所をチェックした涼太が、公園に出かけた有馬ファミリーの下へお仕掛けるんです。

まさに「柴犬の乱」の火蓋が切られました! 最初は目の前に現れた涼太が、美都の夫だと気づかなかった有島ですが、とうとう涼太から「有島さん」と名前を呼ばれてしまい、驚がくします。

この直接対面の後、公園はいきなり豪雨に見舞われ、稲妻が! 涼太のいうところの「天罰」がくだったということでしょう。

いくえみ綾の原作コミックどおりに進むのであれば、この先、ますますの修羅場が待っていそうです。

皮肉にも涼太が美都を愛すれば愛するほど、美都の心は遠ざかっていきます。涼太は「押してもダメなら引いてみな」ということができないんですよね。
ああ、じれったい。

いよいよ第6話では「柴犬の乱」で燃え盛る炎に息をのみます。怒りのあまり、赤ワインを振り回しながら半狂乱化する涼太!

さすがにこれまで不倫しても反省もしなければ、涼太に対して悪いとも思っていないなど、あまりにクズすぎた美都は反省してほしいところ。だけれど、もはや後戻りはできない。そしてこの先、どんな制裁を受けるのか? 何とも気になるところです。

「あなそれ」クズすぎる美都も「永遠の愛」の恐ろしさに気がついた!
あなたのことはそれほど/いくえみ綾 (著)/祥伝社

文/山崎伸子

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