付き合う相手を間違っていることも、「私は不幸」と思い込んでいませんか?
私が占いを始めて約50年、これまでのべ250万人以上の方が相談に来てくれました。
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これだけの人を占っていると「そういえば同じような境遇の人がいたな」なんてことがよくあります。例えば普通だったら波乱万丈といわれるような人生をたどってきた人でも、私にとっては珍しくない話だったりするの。
そういう中には話を聞いていて胸がつまる思いがするほど、幼いころからずっと恵まれない境遇にある人もいますよ。私もある程度の年になるまでは苦労の連続でしたからね。そのつらさが身にしみて分かるの。
けどね、私はそういう人のことを不幸だとは思いません。だって私自身、昔の苦労がなかったらいまの自分はないと思っているから。
人生っていいことばかりも続かないけど、悪いことが一生続くこともないんです。方向さえ間違えなければ、努力は必ず報われるものです。
幸・不幸は、結局は本人のとらえかた次第というところもあります。同じような境遇にあっても、物事をポジティブにみるか、ネガティブにみるかでまったく違ってくるものなの。
そうね、例えばお財布をなくしたとき「中身がちょっとでよかった」って思う人と「ついてないわ」って思う人がいる…って言えばわかりやすいかしらね?
逆に、はたから見るとそんなに悪くないと思える境遇にいても、自分で不幸の種を探し出しては「私は不幸」っていう人もけっこういるのよ。
とくに春や秋など季節の変わり目に生まれた人は感情が動きやすいため、そういう「不幸になりたがり」タイプが多いわね。
自分の恵まれている部分やラッキーな出来事には見向きもしないで、マイナス面ばかりを悪いほう、悪いほうに考えちゃうの。