ヴェロニカハリムさんの世界。インスタでも話題の洗練されたスタイル
東洋の“書”の西洋版ともいえる、美しいアート文字。いま女性たちの間で「カリグラフィー」の人気がじわじわ高まっているのをご存知ですか?
日本ではこのカリグラフィーの魅力に触れたことがきっかけで、趣味のテーマとしてハマる女性たちが増えてきています。その立役者のひとりが、2014年から日本やアジアを中心にワークショップを主宰する人気カリグラファー、ヴェロニカ・ハリムさんです。
『CALLIGRAPHY STYLING(カリグラフィー・スタイリング)』(主婦の友社)は、今までちょっと縁遠いと思っていたカリグラフィーの世界がぐんと身近に感じる一冊。
わくわくするほどおしゃれな、新しいライフスタイルのアイデアに富んだ、初の著書『CALLIGRAPHY STYLING(カリグラフィー・スタイリング)』から、ヴェロニカさんの世界を少しだけご紹介します。
■「モダンカリグラフィー」を暮らしのなかに取り入れる
ヴェロニカ・ハリムさんは、近年日本でもウエディングなどのパーティーシーンなどで人気を高めつつあるモダンカリグラフィー界のカリスマで、インドネシア・ジャカルタ在住の女性デザイナー&カリグラファーです。
ヴェロニカさんの人気を下支えしているのが、彼女自身のセンスを見込んで次々と仕事をオファーするクライアントがシャネルやグッチ、ペンハリガンなど、世界的な著名ブランドであるという事実。
ヴェロニカさんのインスタグラム。洗練されたモダンカリグラフィーの世界を垣間見れます。@truffypi
そのセンスとアイデアに満ちた作品は、ソーシャルメディアを通じて世界中に広まり、アジアのみならずヨーロッパでもファン層がじわじわと拡大中なのです。
本著では、そんなファンや多くのセレブリティーを魅了してきた流れるような美しい書体の秘密を惜しげもなく披露(書き方やツールなどを事細かに紹介)するとともに、「ヴェロニカ・スタイル」と呼ばれるカリグラフィーを使ったおしゃれでエレガントなスタイリングを70作品も紹介しています。
ページをめくっているだけで、わくわく感を掻き立てる美しいビジュアルと、読みやすいテキストのコンビネーション。8つの章立てでわかりやすく構成されているので、興味のあるところから読み込むことだってOK。
インクとペンさえあれば、ストレスなく「カリグラフィー」の世界に入門できるので、子育てに分刻みの生活を送るママたちの “息抜き”時間にもおすすめです。書籍の一部をご紹介しましょう。
「CHAPTER 1:カリグラフィーの世界へようこそ」では、ペンやインク、用紙などのマテリアルの種類や特徴、ペンの持ち方や様々なスタイルの文字やフレーズの書き方を手取り足取り教えてくれます。
「CHAPTER 2:想いを伝える小さいもの」では、実践編として、THANK YOUカードやクリスマスカード、CONGRATULATION(おめでとうのメッセージ)カードなど、カリグラフィーで表現するメッセージカードを紹介。
「CHAPTER 4:花とアンティークと」では、ヴェロニカさんが「大好きなフローリスト」として親交を深める「フラワーノリタケ」の則武潤二さんと、素敵なアンティークを扱っている「Tisane infusion」の則武友里さんと、「花とアンティークとカリグラフィー」のコラボレーションを紹介。
「CHAPTER 5:包むもの、巻くもの、添えるもの」では、ギフト(ラッピング)への活用術や、ボトル類のラベルづくり、カリグラフィーリボンやブックカバーなど、すぐにでも真似したいアレンジ術が幅広く綴られています。
「CHAPTER 7:つくって、食べて、楽しんで」では、カリグラフィーと食を組み合わせることでどれだけ魅力的なフードスタイリングが実現できるか、実際のフードギャザリングの実例を交えながら紹介。
最後の章(CHAPTER 8)では、書籍中に登場したさまざまなアイテムの作り方やアレンジ方法なども細やかにフォローされています。
■数分間の “息抜き” 時間、ペンとインクで癒される
筆者もこの書籍の出版を記念して来日したヴェロニカさんのワークショップにうかがったのですが、まず道具のシンプルさ(最初に用意すべきは、ペンとインクと用紙のみ!)に衝撃。
そして、ペンの握り方やインクの漬け方、書く際の筆圧や手の力の入れ方など、ひとつひとつのポイントさえ会得すれば、誰でもすぐに始められるという気軽さなど、これまでカリグラフィーに対して抱いていたイメージと(良い意味で)大きなギャップがあったことに驚きました。
カリグラフィー用のペンとインクはさまざまな種類が。約2,000円前後で揃えることが可能。
最近自分のための時間を作っていないなぁ……。しばしば心のどこかで嘆いているママたちへ。たとえば極端な話、紙とペンとインクさえあればいつでも始められて、ちょっとした空き時間を利用したプラクティスで心のリフレッシュにもなってくれる。
1日たった10分ほどペンを握るだけで、自分でも驚くほど穏やかな気持ちになり、そのぶん子どもたちにも優しい気持ちで接することができたら、願ったり叶ったりですよね。
そんなふうに毎日の暮らしに気軽に取り入れることもできる、カリグラフィーの世界。本書を通じて、その魅力を一度体感してみてはいかがでしょう。
『CALLIGRAPHY STYLING(カリグラフィー・スタイリング)』(主婦の友社・刊)
カリグラフィーをどんなふうに日々の暮らしに取り入れられるのか、著者であるデザイナー&カリグラファー、ヴェロニカ・ハリムさんが自身のアトリエや自宅での様々なスタイリング、ギフトへのアレンジなどを、見ているだけで引き込まれそうな美しいビジュアルとともに紹介。ページをめくっているだけでもわくわく感を掻き立ててくれる本書は、「時間がない自分には無縁!」と新しいコトを嫌煙しがちなママたちを手取り足取り導いてくれる。
カリグラフィーをどんなふうに日々の暮らしに取り入れられるのか、著者であるデザイナー&カリグラファー、ヴェロニカ・ハリムさんが自身のアトリエや自宅での様々なスタイリング、ギフトへのアレンジなどを、見ているだけで引き込まれそうな美しいビジュアルとともに紹介。ページをめくっているだけでもわくわく感を掻き立ててくれる本書は、「時間がない自分には無縁!」と新しいコトを嫌煙しがちなママたちを手取り足取り導いてくれる。
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