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先日、最新作
『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』で来日し、いつもながらの手厚いファンサービスでファンを沸かせた
ジョニー・デップ。いよいよ『パイレーツ』の夏がやってきました!
人気の要は、なんといってもジョニー演じる海賊、キャプテン・
ジャック・スパロウです。
ジャックといえば、けっして麗しいイケメンキャラではないし、だれもが憧れる正統派ヒーローでもない。つねにマイペースで、どちらかというとズルイところも多い自分本位のキャラクター。そんなジャックが、なぜここまで全世界中のファンから支持されているのでしょうか?
■ジョニー・デップのアイディアが盛られまくったキャラ
三角帽に
ドレッドヘアがトレードマークで、少~しおねえキャラも入っているジャック・スパロウ。ジョニー・デップによると、第1作目の台本に書かれていたキャラは、いまのジャック・スパロウとはかなり違うものだったようです。
ジョニー出演のドル箱映画といえば、『シザー・ハンズ』や『チャーリーとチョコレート工場 』、『アリス・イン・ワンダーランド』など、デフォルメしたキャラクターの作品が多いのが特徴。ジャック・スパロウのヘアやメイクも、ジョニーのアイデアにより、かなり盛られていったそうですよ。
キャラクターは、ジョニー自身が大ファンであるローリング・ストーンズのギタリスト、
キース・リチャーズを意識して役作りをしたことは、超有名話。じつはキース以外にも、アニメ『ルーニー・テューンズ』のスカンク、ペペ・ル・ピューにも影響を受けたとか。
ジョニーの絶妙にキャラ立ちした演技が話題となり、第1作目『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』では、
アカデミー主演男優賞にもノミネートされました。
ちなみにキース・リチャーズは、第3作目『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』で、ジャック・スパロウの父親ティーグ船長役で出演。ジョニーにとっても夢の共演となりました。
■超打算的、大博打、最後のツメが甘い。でも憎めないキャラ
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ジャック・スパロウといえば、風のように自由きままで、基本は自分が得をする方向にしか動きません。でも、その打算的な行動が人助けに結びついたり、ときには大博打に出たりと、ドラマを面白い方へと転がしていく役割を担っています。
ちゃっかりしたところがあるのに、最後のツメが甘かったりするところもご愛きょう。今回は、大胆不敵にも仲間と銀行強盗をする際に、建物ごと盗んでしまおうというとんでもない珍作戦を実行します。
破天荒なアクションシーンは回を追うごとにコント化していますが、この映画はゲラゲラ笑ってみるのが正解。今回もこの建物ごとの大移動劇や、つかまってからのギロチンを飛び道具にしたヒヤヒヤもののアクションが超イケてます!
■最新作は、最恐の敵による復しゅう劇!
最新作では、海賊ジャックの過去を知る最恐の敵・
海の死神サラザールが解き放たれ、すさまじい復しゅう劇が! でもじつはその原因を作ったのは、ジャック本人なんですよね…。
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お酒におぼれやすいジャックですが、それを持つ人のもっともほしいものの方向を指すという
「北を指さないコンパス」を、ラム酒とあっさり物々交換してしまうんですよ。え!? いいんですか? その結果、海の死神サラザールに狙われるはめに陥ってしまう。ダメダメすぎませんか…?
ジョニー・デップはジャック・スパロウについて「まったく成長しないキャラクター」だと言い切っています。まぁ、ファンにしてみればその緩さやダメさ加減がジャックの愛すべきポイントでもあるんですけれどね。
結局のところ、ジャックが三枚目に回ることによって、脇のイケメンポジションにいる俳優陣の個性が際立っていきます。
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オーランド・ブルーム演じるかつてのウィル・ターナーはもちろん、本作の新進スター、ブレントン・スウェイツ演じる息子ヘンリー・ターナーなど、イケメンたちの見せ場がおいしいのは、ジャックのサポートがあるからこそでしょう。
さらに本作では、ファン垂涎の若く美しいジャック・スパロウの勇姿が初公開!
ジャック・スパロウ誕生のエピソードはもちろん、きれいでピチピチのジョニーに、きっとファンはクギ付けになることでしょう。
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これまでも作品を通して描かれてきた親子の絆なのですが、今回はクライマックスで涙腺攻撃という不意打ちをくらいそう。長く続く作品には、こういうファンを飽きさせない展開を用意することが大事ですね。ジャック・スパロウが初めて見せる憂いの表情は、絶対にお見逃しなく!
『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』
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孤高の海賊ジャック・スパロウの過去を知る最恐の敵、“海の死神”サラザールが解き放たれた時、海賊全滅へのカウントダウンは始まった。ジャックVS海の死神の決戦の行方は? <最後の冒険>がついに幕を開ける!
7月1日(土)全国ロードショー
監督:ヨアヒム・ローニング、エスペン・サンドベリ
製作:ジェリー・ブラッカイマー
出演:ジョニー・デップ、ハビエル・バルデム、オーランド・ブルーム、ジェフリー・ラッシュ、ブレントン・スウェイツ、カヤ・スコデラリオ
宮崎駿『ユキの太陽』&大友克洋『童夢』ほか貴重な映像を特集「渋谷パイロットフィルムフェスティバル」開催