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小さい子には
「ママ」のほうが呼びやすいけど、成長したらいつまでその呼び方でいいんだろうか…。お受験対策のために
「お母さん」と呼ばせたい。「ママ」から「お母さん」へ切り替えるタイミングや理由はさまざまです。みんなはどのようなタイミングで切り替えたのでしょうか?
■お受験を目指している家庭では
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小学校受験の場合、多くの学校で
面接試験が行われます。そのときには、「パパ・ママ」呼びが不利になると、お受験用教室でいわれることもあるのだとか。そのため、お受験を考えるママたちは、早めに切り替えをしているようです。
●生まれる前から決めていた。でもじつは…
子どもが生まれる前から小学校受験を考えていました。だから、言葉を覚える前から自分のことをママとはいわないようにしていたんです。
話しかけるときは「お母さんですよ~」ということを徹底したおかげで、小さいころから「お母さん」と呼ばせることができました。でも、じつはよその子が「ママ」と呼んでいるのが
うらやましかったです(42歳・小学6年生のママ)
●お受験反対の姑によって子どもが混乱!?
試験のときだけ「お母さん」というのは難しいので、受験対策をはじめたころから切り替えました。
じいじとばあばも「おじいちゃん」と「おばあちゃん」に切り替えたけど、
お受験に反対していた姑がわざと「ばあばだよ」というので、最初は子どもが混乱して大変でした(40歳・小学4年生のママ)
●自分の呼び方も同じなのでスムーズに切り替え
「ママ=若い」イメージが自分の中にはあったので、「ママ」と呼ばせていたんですが、受験ではNGと聞いてからお母さんに切り替えました。同居する母を私自身が「お母さん」と呼んでいるからか、子どもも
スムーズに切り替えできました(40歳・小学2年生のママ)
学校によっては、お母さんではなく「お母さま」をよしとする場合もあり、併願を考えたときに悩んだという声も。ただ、実際には、「ママ」と呼んだだけで不合格になる学校は少ないようです。
■小学生になると自然に切り替える!?
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小学生になると、子どもが
自発的に呼び方を変えることも少なくありません。そのため、切り替えを意識しなかったという意見も見受けられました。
・「小学校に入学したころは『ママ』と呼んでくれていたけど、いつの間にか『お母さん』に代わっていました。どうやら
友だちにからかわれたようで…」(31歳・小学4年生のママ)
・「男の子がいつまでもママ呼びするのはどうなの? と思っていたけど、
周囲の影響で自然と切り替わるものですね。ママとしてはちょっと寂しいけど、これも成長の証かも」(38歳・小学4年生のママ)
・「高学年になってもママと呼んでいた息子。
中学生になる前には切り替えてほしかったので、『ママも大きくなってお母さんに進化したんだよ』といって誘導しました」(40歳・中学生のママ)
・「関西に住んでいるので、小さい子ころからずっと『おかん』。切り替えを意識したことはないけど、東京へ遊びに行ったときに、その呼び方はちょっと恥ずかしい…」(42歳・小学1年生のママ)
とくに男の子は、友だちの影響で自然と切り替えることが多いようですね。男の子は、ママからお母さん、そしてお袋へと変わっていくのでしょうか?
■中高生のママ呼びはアリ? ナシ?
多くの家庭では小学生のころに切り替えのタイミングを迎えるようですが、
中高生の場合はどうでしょうか。先輩ママたちに聞きました。
・「娘はいまでもママ呼び。女の子だからいいかな、と思うけど、よそでは母というように話している」(50歳・高校生のママ)
・「娘が中学生になったとき、お母さんと呼んだほうがいいか聞かれたけど、ママのままでいいと話しました。自分も母をママと呼んでいるので、そのほうがしっくりくる!」(38歳・中学生のママ)
・「思春期を迎えてから、恥ずかしいのか『ねえ』、『あのさ』などと話しかけてくるようになった息子。もうお袋でもいいからちゃんと呼んで!」(40歳・中学生のママ)
私の友人も、いまだにママ呼びですが、それは親しい間柄のみであり、
対外的にはきちんと「母」を使っています。
ある程度大きくなれば使い分けも可能なので、家庭では子どもが呼びやすいものでいいのかもしれません。
何歳になったらお母さんに切り替えなくてはいけないというルールはなく、呼ばせ方にも決まりはありません。だからこそ、どう呼ばせればいいか悩むママが多い様子。受験を考えていない場合は、あまり意識することなく、子どもに任せてもいいかもしれませんね。
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