お金を貯めている人のワザを大公開。それはアノ瞬間から始まる!【お金の不安をなくす「貯まる財布」のつくり方 Vol.3】
■急な支出にショックを受けないためには
© one - stock.adobe.com
「『使う』口座に、1.5ヶ月分いれておくのは、次の財布、『貯める』口座から逆流して引きだして欲しくないからです。そのために、わざと余裕を持たせています」(横山さん)
家計の支出は、「一年間をとおして一定」なんてことはなく、変動します。それが生活をしていくということ。
たとえば年末年始の12月、1月は、出費がかさむのは普通ですし、突発的に歯科治療費がかかるなんていうこともあるでしょう。こうした変動を汲んでの余裕資金としての1.5ヶ月分なのです。
「思わぬ支出にショックを受ける人もいますが、そのことを毎月気にする必要はなく、原因がわかっているのなら、それでいいのです」(横山さん)
■「使う」「貯める」「増やす」口座の違いとは
「『使う』口座が『普通に出る支出・変動するものへの対応』に対して、『貯める』口座は、急に職を失ったとか、入院したとか、収入が途絶えたときへの備えです」(横山さん)
横山さんは、「いざというとき、立て直すのに半年あればなんとかなる」と見込んでいます。でもこの金額は人によってさまざまで、「ちょっと心配だから、1年分をいれておきたい」など、あくまで目安としてとらえてください。
「増やす」口座については、お金の目減りを防ぐための資産運用の投資口座です。横山さんはいいます。「これからの時代は、現金や預貯金で置いておくことで価値が下がる危険性もあることを覚えておいてください」
次回は、「NHK『あさイチ』で紹介された、リストラも怖くないお金の達人の知恵」です。
これが「お金が貯まる財布」のヒミツだった!
同じ収入でも、貯められる人×貯められない人
NHK『あさイチ』で紹介された、リストラも怖くないお金の達人の知恵
この記事もおすすめ
- 1
- 2