2017年「キッズデザイン賞」、最高賞は史上初の〇〇が受賞!
■世界の子どもたちが地球について話し合う「せかい!動物かんきょう会議」
「子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン」から、消費者育成部門として優秀賞・消費者担当大臣賞を受賞したのは、
「日本と世界の子どもたちが創発。せかい!動物かんきょう会議」。
ITやAI機械翻訳などを駆使して、
世界の子どもたちが交流しディスカッションできるこのプログラムは、「人間(おとな)だけに任せちゃいられない!」と世界各国から森に集まった動物に子どもたちが扮し、人と人、国と国の違いを理解し合いながら、環境問題、そして共生について考えます。
積極的な発言が不得手な日本の子どもも、キャラクターに扮することで発言しやすくなり、世界の子どもたちとの交流を通じて
コミュニケーション力の育成にもつながるというのが受賞のポイントに。
親としては、多感な時期に異文化コミュニケーションの機会を経験させてみたいし、キャラクターなどデザインがどれもかわいいので、子ども(親も…!)の興味をぐっと引くものになっていると思います。
■日本最大級の“子どもとおでかけ”サイト「いこーよ」
「子どもたちを産み育てやすいデザイン」の個人・家庭部門で「奨励賞 キッズデザイン協議会会長賞」を受賞したのは、アクトインディ株式会社の子どもとおでかけ情報サイト
「いこーよ」。
親子でおでかけできる遊び場、イベントの情報が、おむつ替えシート・授乳室・託児所の有無から口コミや体験記など、細かい情報と共に掲載されています。
「スマートフォン世代向けに、本当に欲しい情報をひとつひとつ調べてデータベースを作り上げ、
日本最大級のサービスまで育てた熱意は素晴らしい」との審査評。筆者もお出かけの際よく参考にしていますが、場所や目的、時期などいろんな角度から検索できるのがとても使いやすいです。
審査委員長の益田文和氏によると、子どもの安全と安心につくした製品づくりから、子どもを取り巻く環境全体に配慮が行き届いた設計へと、年々応募されるデザインの内容は広がりを見せてきているそう。
こうして受賞作品を見てみると、デザインとは形や色などの外見だけではなく、
使いやすいことを“デザイン”しているんだな、とその重要さを再認識させられます。
“子どもにやさしい”ということは、結果としてどんな人にもやさしい=住みやすい環境・社会を作ることにもつながるはずです。
受賞作品は今すぐ使えるものばかり。子育てに生かせるバラエティ豊かなデザイン、チェックしてみてはいかがでしょうか?
・キッズデザイン賞2017
これ本当に冷蔵庫?! インテリアにすっと馴染む、家具のような小型冷蔵庫 AQUA「LOOC(ルーク)」を使ってみた!