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10月から初回視聴率20.8%という華々しいスタートを切った朝の連続テレビ小説
『わろてんか』。朝ドラはつかみが重要ですが、数字を見ても、周りの評判を聞いても、順風満帆な1週間を経て、いよいよ2週目が始まりました。
1週目は、主人公てんの子役・新井美羽の愛くるしさにお茶の間の人々がほっこり。てんを演じたのは、NHK大河ドラマ
『おんな城主 直虎』で直虎の幼少期を演じた名子役・新井美羽。第1週目はよく笑い、よく泣きました。
また、チラ出しも含めて絶妙だった
松坂桃李と、はかない美青年キャラの
千葉雄大のW効果で、『わろてんか』におけるイケメンのアベレージの高さを実感。2週目からはいよいよ
高橋一生という最強の二番手が登場します!
■スタート週をおさらい! てんが運命の人・松坂桃李と出会う
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京都の老舗薬種問屋「藤岡屋」の長女・てんは、朗らかで笑い上戸の女の子。ある日、家族同席で臨んだ父親の商談の場で大爆笑するという大失態を犯し、父・儀兵衛(遠藤憲一)から
“笑い禁止令”を言い渡されてしまいます。
その事件以降、儀兵衛はストレスのために夜な夜な酒を飲んでいるようで…。てんは父の名誉挽回のため、幼なじみで丁稚の風太(鈴木福)と共に外国商を訪ねますが、その場で追い払われてしまいます。
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大粒の涙を流すてんを見て儀兵衛は娘の心の内を知り、酒瓶の中身を全部捨て、てんへの笑い禁止令を解きます。
晴れて笑い解禁となったてんは、風太(鈴木福)と一緒に出かけた寄席で落語や芸に触れ、大笑いする人々の姿を見て大いに触発されます。そこで旅芸人の藤吉(松坂桃李)と
運命の出会いを果たし、てんの人生が大きく動き出します!
■てんが笑う理由は、兄・千葉雄大のためだった!
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『わろてんか』の脚本を手がけているのは、連ドラ『美女か野獣』や『働きマン』、『学校のカイダン』や、大ヒット中の映画
『君の膵臓がたべたい』の吉田智子。
第1週目では、老舗薬種問屋「藤岡屋」の商売の現状と藤岡家の人々のキャラクターを紹介。なかでもガンコ親父・儀兵衛役の遠藤憲一が出色で、てんたちは『アウトレイジ』ばりの強面・遠藤をまねた変顔を連打。儀兵衛のくしゃみで周りの人々がズッコケるという演出は、吉本新喜劇テイストの笑いへの愛にあふれていました。
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また、てんが笑い上戸=ゲラになったのは、ぜん息持ちの心優しい兄・新一(千葉雄大)のためだったということが判明。これは笑いを通じて幸せになるという、ドラマの根幹にあるテーマを表す重要なエピソードです。
『わろてんか』の笑いは、笑ってくれる相手の顔が直接見えるという類の笑い。いまのようにテレビやパソコン、ケータイ、タブレットで楽しむ笑いではなく、もっと
ダイレクトな血の通った笑いです。
笑うことは本当に楽しいと、相手の笑顔を見て実感するわけです。
吉田智子もインタビューで「人は幸せだから笑う」のではなく、
「笑っているから幸せになれる」と言われていますが、おおいに納得させられます。
■「わろてんか」は愛の殺し文句だった! いよいよ高橋一生登場
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「イケメン、しっかり出します」というアピールに色めき立ってしまう『わろてんか』。先週は、てんの将来の伴侶となる藤吉役の松坂桃李が、おちゃめな魅力を炸裂させました。
舞台でトホホなヘマをやらかしたり、口の周りをチョコレートで汚して“カールおじさん”と化したり、
「これからもその笑顔でずっとわろてんか」という殺し文句でてんの心をわしづかみにしたりと、1週目からいい感じ。
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また、ケホケホとせき込む病弱な美青年役がドハマリしている千葉雄大もポイント高し。この先、無理がたたりそうで、千葉くんファンの心配は募るばかりです。
2週目からは、てんの許嫁となる青年実業家・伊能栞(しおり)役の高橋一生が登場。栞は
「顔良し、見目よし、頭よし」のナイスガイのようで、胸が高鳴ります。
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ちなみに、主題歌は
松たか子が伸びやかな歌声でつむぐ「明日はどこから」。「ありがとう」と言いたいあなたのために、「ごめんね」と言えないあなたのために、というサビの部分が心に響きます。
早速、2週目からロマンスの幕開けとなりました。歌詞が物語るように、てんや藤吉、栞、てんを思う幼なじみの風太らの素直になれない若者たちの恋模様が展開されていきそうな予感! これは楽しみです。
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