子どもが主役のハワイ流ハロウィンは、みんながオハナ!
日本でもここ数年ですっかり定着したハロウィン。子どもにかわいい仮装をさせて、近所の商店街をパレードするだけでも楽しい思い出ですね。ハロウィンの本場アメリカ、それも10月でも暖かいハワイでは、「アロハ」な土地柄も加わって、明るくオープンで、ちょっと
素朴なハロウィンが展開。みんながオハナ(=家族)と感じられるような温かいハロウィンイベントをレポートします。
■農園でのカボチャ狩りからハワイのハロウィンはスタート
ハワイのロコ流ハロウィンは、何といっても
子どもが主役です。この時期、スーパーにも大小さまざまなカボチャが並びますが、子どもがいる家庭では、「パンプキン・パッチ(畑)」と呼ばれる郊外の農園へ、
「カボチャ狩り」に出かけることから、ハロウィンの準備がスタートします。
もともと、古代ケルト民族の秋の収穫祭にまつわる行事が起源といわれているハロウィン。パンプキン・パッチに行く習慣は、アメリカ中にあるようですが、ハワイではワイキキから車で東へ40分程の
ワイマナロ(元横綱・曙の故郷としても有名)の農園が人気です。
私が親子留学でハワイに3年間滞在していたときも、10月初めにお友だち家族と一緒に出かけました。
のんびりしたオアフ島の郊外の農園で、ハロウィン用のかぼちゃをゲット
オアフ島の中央を走る雄大なコオラウ山脈の裾野に広がる農園には、カボチャがたくさん置かれ、子どもはお目当てのカボチャを拾います。農園にはこの時期、ヘイライド(ワラを運ぶ車)というトラクターに乗って
園内を見学するお楽しみや、キッズ用の
ミニトレインも用意され、ほのぼのとした行楽気分が味わえます。
畑にカボチャが置いてある、ちょっと不思議な光景
ここで収穫(拾った?)したカボチャは、くり抜いて、中にろうそくを入れて、
「ジャックオーランタン」となります。大きな口を開けたお化けのような顔の手作りランタンです。ハロウィンの本番当日には、窓際や軒先に飾られ、この行事には欠かせないものです。
日本でいうところの七夕の笹飾りのような感じでしょうか? お化けの飾りつけや、ジャックオーランタンが置いてある家は、近所の子どもがお菓子をもらいにいく「Trick or Treat(トリックオアトリート=いたずらかお菓子か)に来てもOKよ!」という合図も兼ねていると、現地のママに教えてもらいました。
手作りらしく、「ジャックオーランタン」の模様もバラエティ豊か