だけど、そうやって常に人と比べて、自分にダメ出しをし続ける自分が、頭の中に住んでいるのは辛いですよね。
今のひらりさんの自信のなさや苦しさは、そんな長年続けて来た心の癖を、もう終わらせてもいいんだよーというサインなのではないでしょうか。
お母さんはきっと、他のお友達と同じようにできないと、ひらりさんが仲間に入れなくなったり、社会で困ってしまわないかと、心配したり怒ったりしていたのかもしれないですね。
つまり、“ひらりさんに悲しい思いをして欲しくない”から。
お母さんの願いはただひとつ、「ひらりさんが、幸せに笑顔でいてくれること」だったのかもしれないですね。
ひらりさんが何かができないたびに、困ったり怒ったりしていたお母さんのあの姿は、ひらりさんの幸せを願っている「愛情表現」だったんですね。
だとするならば、ひらりさんがやるべきことは、お母さんに怒られないように自分を怒ることでもなく、お母さんを困らせないために人と比べてダメ出しをして、ありのままの自分を否定することでもないですね。
お母さんのためにも、できない自分のまんまで、幸せになること。
そのまんまの自分を許して笑っていられること、なのかもしれませんね。
自信て、何かができるから自信が持てる訳ではないんです。
何かができない自分でもいいのだと、そんな自分でいても大丈夫だと信じられることが、丸ごとの自分を信じられる「自信」なのだと思うんです。
それでは、最後にこちらの言葉も、言ってみてくださいね。
「私はみんなから、助けてもらえる才能にあふれた人です」
「私は、みんなから、たくさんの愛情をかけてもらえる能力に長けた人です」
「私は根っからの、愛され上手です」
「子どもが私みたいに、周りの人から愛される人になってもいい!」
言ってみて、どんな感じがしますか?
私も、物忘れも激しければ、要領も悪いです…。
だから、家族にもママ友さん達にも、いつもたくさん助けてもらい、支えてもらって何とか生きています。
けれど、上の魔法の言葉を呟きながら、嫌ってきた自分を自分で受け入れ始めました。
すると、我が家の子どもは、こんな子に育ちました。
小学6年生の娘は、修学旅行出発のとき、私が「忘れ物ない?」と聞くと、「多分! 忘れ物あっても誰かに借りるから大丈夫~!」と、何の心配もなく、元気に出かけて行きました。
ママの私が日々色んな人に助けてもらい、生還していく姿を見続けて育った我が子は、いつの間にか「どうせ困っても大丈夫」「失敗しても大丈夫」「どうせ私は助けてもらえるし」という、揺るぎない安心感を持った子どもに育っていました。
完璧ではないママは、完璧を求めずに済む子どもを育てられるプロです! 失敗が多いママは、失敗しても大丈夫だということを、教えられるプロです!
どうぞ、ひらりさんはそのまんまで、ご自分の才能と、お子さんの才能を伸ばし続けてくださいね。
・このカウンセラーのサイトを見る
QOL爆上がり! アラサーOLが無印良品で「買ってよかった」と思うアイテム5選