いまを生きる大切さを思い出そう! 遠い将来に不安を感じるのは損
バブルがはじけて、もうどのくらいになるかしらね?
景気が悪くなってから「老後が心配で…」という相談をよく受けるようになりました。
年配の方からそういう相談を受けることは前からあったけれど、いまは若い人までが同じようなことを言うようになったのね。
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年功序列で長く勤めれば自動的にお給料が上がっていく仕組みがガラリと変わってしまったのだから、不安な気持ちもわかります。
昔は会社が定年まで面倒見てくれたものだけど、いまの若い人たちは中高年の人たちがどんどんリストラされていく姿も見ているし、年金だって先行き不透明って言われていますから、心配になるのもしかたがないのかもしれないわね。
でもね、20年、30年先のことを心配してもしょうがないの。人生ってそうそう自分の予想通りにいくもんじゃありません。
戦後、日本があれだけの経済成長をとげるなんて、だれが予想したでしょう。逆にオイルショックなど、いまだけじゃなくて昔も不景気だった時期はあるの。
景気は人生と同じ。浮き沈みがあるものなのよ。いまの不景気は長引いてしまっているから、ずっとこんな状態が続くように思ってしまうかもしれないけれど、そんなことないの。私はそのうち必ずまた景気はよくなると思っていますよ。
第一ずっと先の将来のことばかり心配していたら生きていくのがイヤになっちゃうでしょう? 遠い将来のことを考えるなら、夢や希望だけでいいんですよ。
それよりもね、若い人にはちょっと先のことを見つめてほしいと思います。まずは「ステキな恋愛がしたいわ」とか「今度の企画が通ればいいな」なんてね。