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第5話で平均視聴率14.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と大幅アップしたドラマ
『奥様は、取り扱い注意』。今回は主婦3人の家出がテーマ。家出によって友情が固く結ばれた回でもあった。そして、ネットでも話題の
玉山鉄二登場にも注目してみた。
■主婦だって家出したくなるときがある
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今回の事件はなんと
優里(広末涼子)の家出がきっかけだった。日々の生活に不満を募らせる主婦3人は優里の家出に付き合うために、そろって家出を決行することに。
身軽になった
菜美(綾瀬はるか)たちは、まずは主婦に縁遠いラーメン屋へ行って思う存分食べ、そのあと優里の昔の行きつけだというクラブへ行くことに。そこで勢いにまかせてお酒を飲んだ
京子(本田翼)はダウン寸前。菜美と優里が少し目を離したすきに京子は若い男へ連れ去られてしまった。
VIPルームで京子が男に襲われそうになっているところへ菜美が登場。今回は関節技も見事に決めるアクションで、男たちを蹴散らすのだった。朝まで遊んだ3人は朝日を見にビルの屋上へ向かった。
そこで昇る太陽を見ながら、お互いに1つ秘密を話そうということになり、友情を深めるのだった。
■妻が日々感じている夫への不満が爆発!
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いつもはラブラブの菜美と
勇輝(西島秀俊)だが、今回はなんだかちょっと違う雰囲気。ガーデンセットを買いに行くと約束したのに、週末は家でゆっくりしたいからとなかなか買いに行こうとしない勇輝に、菜美は「そんなに外に出かけるのがイヤなの?」と詰め寄る。
せっかく二人で行った買い物でも夫は「いいんじゃないかな」と関心がなさそうな態度で気に入らない。さらに家に帰ると、また夫が寝室に靴下を脱ぎっぱなしにしていることに気づきイライラ。
「靴下脱ぎっぱなしにしとかないでって注意するの何度目?」「これから気をつけるよ」「そのセリフも何度目?」「そんなことで怒るなよ」「そんなことができないのはどっち?」という
夫婦ケンカあるあるがこの二人にも起こっていた。
一方、京子は義母から「子どもができないのは、あなたに女の魅力がないからだ」と言われ怒りMAX。休みの朝から「今日ラブホテルに行くの!」と夫にせまっていた。
そんな妻に対して「勘弁してくれよ」と逃げ腰の夫は、うそをついて会社へと逃げてしまう。
そして、家出を最初に決意した優里は、夫の非協力的な態度に息が詰まりそうになっていた。「部屋に入るときにはノックをしてから入れ」と言われ、子どもの習い事の送り迎えを頼めば、「(仕事中であることぐらい)見ればわかるだろ」と夫は妻を見ようともせずにパソコンへ向かうばかり。
■息抜きする妻と家で暗くなる夫の対比
妻たちのちりつもの不満は、山積みにならないと本人たちも気づけないもの。「こんな小さなことでイライラする自分がいけないのかな…」とフタをしてしまったら最後、大爆発までの時限爆弾を抱えたのと同じことなのだ。不満は小さいうちに吐き出して、スッキリ解消しておくことが大事なのかもしれない。
しかし家出した妻に対して夫たちは「きっと、いまごろさみしがっている」と反省している妻の図を予想するが、実際には妻はおもいっきり楽しんでいる。「(夫が)汗水たらしているときに
自由に過ごさせている」なんて発言は、妻からしたら激怒もんだろう。
とくに優里は育児もあるし、何よりも働きたがっているのだから。ここら辺が「男ってわかっていない!」と思う女性心理をうまくついた展開だった。
でもさすが勇輝は、
「妻の優しさに甘え過ぎていました」と反省。そう、夫に感謝してもらったり、妻の話をちょっと聞いてくれるだけで、夫婦の関係はまったく変わってくるのだ。ただ豪邸に住める専業主婦という立場には、「妻からの夫への感謝」も忘れてはいけないように感じる。
■謎の男・玉山鉄二は何者? 終盤へ向けて期待が高まる!
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家出から帰ってきた優里はあらためて働きたいと夫に言うが、やはり聞き入れてはもらえなかった。自暴自棄になった優里の心の隙を見計らったかのように、かねてから年下男子との合コンを誘ってきたママ友からLINEが来る。むしゃくしゃしていた優里はついにその話に乗ってしまった。
しかしこの誘いはただのママ友からの「いけない遊び」ではなかったのだ。
優里を合コンに誘ったママ友の家のシーンになると、謎の男とその仲間たちがいた。「今月のノルマはあと4人」と脅されているママ友。意味深に窓から街を見つめる謎の男を
玉山鉄二が演じていた。
この玉山登場にはSNSも大盛り上がり。綾瀬、西島とはNHK大河ドラマ『八重の桜』で共演していたつながりに喜ぶ人、玉山鉄二 VS. 西島秀俊を期待する人など。これまでやさしくてかわいい夫・勇輝にはいやされもしたが、やはり『MOZU』のような公安警察を期待したくなる。
いままで一話完結で終わっていたストーリーとは別の伏線があることは間違いないようだ。
最終回に向けてさらに期待が高まっている。玉山 VS. 西島だけでなく、綾瀬はるかとの三つ巴(どもえ)もあるかもしれない。
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