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綾瀬はるかのアクションとかわいらしさの2面性が楽しめるドラマ
『奥様は、取り扱い注意』。第6話はゲス男に復讐をするために主婦たちが事件を起こしてしまう。町の安全を守るために今回も菜美(綾瀬はるか)が立ち上がった。
■なぜ妻の友人がその夫を殺したのか?
菜美は、
優里(広末涼子)と
京子(本田翼)とフラワーアレンジメント教室に通っている。そこで冴月・靖子・千尋と知り合う。冴月に町の広報誌のインタビューを頼まれた菜美は、約束に日に冴月の家へ。
冴月は留守で、玄関の前には靖子と千尋が立っていた。合鍵の場所を知る二人と一緒に家の中に入ると、なんと冴月の夫が何者かに殺されていた。
菜美は殺人事件の第一発見者になってしまったのだった。
じつは、靖子と千尋は、過去に冴月の夫にレイプされた過去があったのだ。それでも夫を信じようとした冴月だったが、初めて夫とベッドをともにしたときに言われたセリフが、靖子と千尋をレイプする前と同じだったことを知ってしまう。
3人は協力して、冴月の夫を殺害。しかし菜美は死体の状況などから、強盗ではなく、3人が犯人だと見抜いていた。菜美は、自首するかどうかは本人たちに任せることにしたが「自首しないのであればこの町から出て行って」と言い、平和な町を取り戻したのだった。
■閑静な住宅街なのに夫はゲス男ばかり!?
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ドラマの設定では閑静な住宅街のようだが、
ゲス夫ばかり登場するこの町。
第1話ではDVで妻をがんじがらめにする夫、第4話では息子の家庭教師と不倫する夫が出てきた。
そして今回も若いころ多くの女性をひどい目に合わせてきたゲス夫が復讐される話だった。
ドラマとはいえ「やばい旦那が住みすぎじゃない!?」と心配になるが、いまの世の中ふたを開ければこんなものなのかもしれないと思うとゾッとする。
さらにプチゲスな優里の夫も忘れてはいけない。妻が働くのを絶対に許さないこの夫の亭主関白ぶりに、イラっとする主婦も多いのではないだろうか。
今回は「小腹が空いたから何か作ってくれないか」と優里に言うシーンだけだったが、食事の時間以外に食べるなら自分で作るのが当たり前だ。前回の妻に家出されたというのにまったく懲りていないことにもイライラする。
■西島英俊に漂う公安官にドキドキ
死体の様子から犯行を推定する菜美もただの主婦には見えないが、
勇輝(西島秀俊)にも少しずつあやしさが漂ってきた。
菜美の取り調べに付き添うために警察へ行った勇輝。
菜美が戻るとそこに姿はなく、ひとりの警察官と談笑していた。菜美には「大学時代の同級生」と説明するが、SNSでは「本当は仲間説」が浮上している。
さらに菜美を殺人現場に迎えに行ったときの立ち入り禁止テープが似合いすぎることや、二人で家の窓から外を見ているときの「いつもと違って夜が不気味に感じるね」というセリフなど、あやしい空気がちらほらかもし出されている。
すでにIT企業の経営者と思っている人はいないのではないだろうか。かわいい夫婦の象徴として描かれている菜美と勇輝だが、じつは裏の世界でも仲間同士なのか、それともお互いが敵になってしまうのかが今後の大きなみどころだ。
いよいよ来週は、黒幕が関係する合コンに優里が参加する。この合コンの目的とは一体なんのか、できれば菜美と勇輝がタッグを組んで悪を倒す姿が見たいのだが…。
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