他の子どもと比べてしまう…、我が子をありのまま受け入れるには?【心屋仁之助 塾】


もしも、この思いに心あたりがあるのなら、ちむさんがイライラしているのは、目の前にいるお子さんのように見えて、実は「他の人よりできない自分」なのかもしれないと、考えてみてください。

ちむさんが、ありのままを受け入れられないのは、目の前のお子さんではなくて、実は自分であるということです。

私も子育ての中でよく経験しますが、特に上の子は、自分自身が小さかったときの記憶を全部呼び起こしてくれます。

・できなかったら、お母さんに怒られたなぁ
・できていたら、お母さんは嬉しそうにしていた
・そうか、ちゃんとしてたらお母さんは安心してくれるのか
・じゃあ、できるように頑張ろう

「お母さん」には、お父さんや、先生、が入るかもしれません。勉強、運動、家でのしつけ、などひとつひとつが積み重なっていくのです。

「他の子よりできない我が子」を見るときに、私たちが思い出しているのは、できるように頑張ろうとしていた自分自身、できないことを排除しようとしていた自分自身である場合があります。

そこで、「あーー、そんな自分じゃダメ!」となり、イライラが起こります。そのイライラを、「目の前の子どもに感じてしまう」ように感じる、のです。


ちむさんにプレゼントしたい魔法の言葉は、次の通りです。

・私、他の人よりできなくてもいいや~
・優越感は、他の人にあげてもいいや~
・完璧じゃない私も、好きだよ
・できない私も、好きだよ
・お母さん、できない私でも好きって言って
・お母さん、あの子よりダメな私でも好きって言って

お子さんを通して、自分との仲直りをする機会が、今、ちむさんの目の前にあるのだと思います。お子さんと一緒に、自分のことも抱きしめてあげてくださいね。応援しています。

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