他人は自分を映し出すカガミ、自分の長所と短所を見極めよう
この世の中には、いろいろな人がいます。当然、自分とウマが合う人ばかりではありません。
苦手なタイプの人もいるでしょう。苦手どころか、できれば顔を合わせたくない大嫌いな人がいるかもしれないわね。
でも、嫌いな人が教えてくれることもあるのよ。自分が、その人を嫌う理由を一度じっくり考えてみましょう。
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「他人は自分を映すカガミ」という言葉を、聞いたことはありませんか? 周囲にいる人たちは、自分のいまの姿を映し出すという意味です。
これは自分がイヤな感情をもっている人、好意をもっている人、両方に言えることなのよ。
先ほど、嫌いな人のどこがイヤなのか考えてみてと言ったのは、このためです。
嫌いな人の欠点は、あなたのいまを映し出しているのね。「えっ! 私はあんなイヤな人間じゃない」なんて思った人もいるでしょう。でもね、嫌いな人というのは、あなたの短所を映すカガミの役割をしていることが多いの。
例えば、相手の「高飛車で知識を自慢するような態度が許せない」と思うなら、あなたの中にも自分の頭の良さを見せつけたい気持ちがあるのかも…。または、知識の足りない人をバカにする気持ちが隠されているのかもしれません。
嫌いな人を「イヤな人、会いたくない人」と思っていると、気が滅入るだけ…。でも、自分の欠点を気づかせてくれる人だと思えば、気持ちが違ってきます。