“片付け嫌い”な子どもにさせないために 「NGワード」と「おすすめワード」
■「恥ずかしい」はマイナスイメージの植え付け
片づけられないことを「恥ずかしいわよ!」と言う人がいますが、これはとても影響のある言葉だと思います。言われた側は「自分は恥ずかしい人間なんだ」と考えるようになってしまい、片づけができるようになっても、できない人を見ると、心のどこかで
見下すようになってしまうでしょう。
こういう言い回しをする人は、片づけ以外にも「恥ずかしい」を使っている傾向が多いようです。実はそれは、自分と周りに
バツをつけて評価をしていることになります。
周りの人にバツをつける思考の癖があると、自分も人からどう思われるかを気にしないといけないし、自分と他人をつい見張ってしまい、楽な心の状態にはなれません。
私は、雑誌などで部屋を紹介していただけるようになった今でも、片づけができない人を恥ずかしい人だとは思っていません。そして、片づけが苦手でも素晴らしい人をたくさん知っています。片づけができるかどうかと、
人間的な価値は関係がないのです。
バツをつけていた「事」や「人」にマルをつけるだけで、心がゆるまって、人生が明るくなってきますよ。
■片付け嫌いにさせない、おすすめワード
子どもを片付け嫌いにしてしまうNGワードをお伝えしてきましたが、ではどのように声をかけたらいいのでしょうか。私は
「片づけると気持ちいいね」と声をかけることをおすすめしています。
子どもが
「気持ちいい」という感覚をしっかり認識できて、その感覚を好きになれば、自然に
片づけようという動機につながりやすくなります。ママが「気持ちいいなぁ」と声をかけながら片づけていきましょう。
子どもと一緒に片付けができた時も「あなたの行動のおかげで気持ちよくなった」と伝えてあげてください。そうすることで、「片づけは面倒で嫌なことだ」というイメージが少しずつゆるまってきます。
そして、ママさん自身も「片付けるべき」と自分を追い立てるのをやめて、「気持ちいい」と言う気持ちを大切に行動することで、イライラした気持ちも自然と少なくなってくると思いますよ。
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