育児のイライラ・怒りはどこへ? ママ鍼灸師が教える魔法のツボでストレス発散
子育てをしていると思い通りにならないことも多く、ついついイライラしてしまいませんか? 仕事や家事で手一杯だと気持ちに余裕もなくなり、ますますイライラしがちです。そして、そんな自分に余計落ち込む負のループに陥ってしまいます。
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そんな時、手軽で簡単なセルフケアを知っていれば、
イライラも解消できるかも。いつも自分のことが後回しになってしまいますが、たまには自分をいたわってみませんか? 子どもだってママが元気で笑顔なのが一番のはず! 2児のママでもある鍼灸(しんきゅう)師の
高橋みど里先生にイライラを解消するお手軽ケアを教えてもらいました。
■魔法のツボ その1:まずはよどんだ「気」をめぐらせる、足の甲にある「太衝」
イライラが日常化している場合は、体内で「気」がうまくめぐらず停滞している「気滞(きたい)」の状態になっている場合が多いそう。気持ちの緊張状態が続き、体内にたまったよどんだ気は、心だけでなく体にも大きな負担がかかるそうなので、まずは気を上手にめぐらせてイライラを解消しましょう。
例えば、カッ―と頭に血がのぼってついつい子どもを怒鳴りつけたくなる時。足の甲で、親指と人差し指の骨が交わるところにある「
太衝(たいしょう」というツボをイタ気持ちいいくらいの強さで押しましょう。
ここは、「気」と「血(けつ)」の流れをスムーズにするツボなので、イライラした気持ちを静めてくれます。
足の親指と人差し指の骨が交わるところにある「太衝(たいしょう」
■魔法のツボ その2:心に余裕がない時はさすってみよう、胸の間の「鳩尾」
「ストレスがたまっているなあ」と感じたら、胸の真ん中あたりを手のひらでさすったり押したりしてみましょう。そのあたりには精神安定に効果的な「
鳩尾(きゅうび)」というツボがあるので、やさしくさすることで心が落ち着きます。
乳頭を結んだ線の真ん中あたりにある「鳩尾(きゅうび)」さすろう