飛行機旅行のあるあるトラブルと対処法! 早めの行動がカギ
■万が一が起こってからでは遅い! 旅行保険は必須という理由
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混雑時は航空機の遅延も起こりがち。また、なんらかの理由で欠航してしまうこともあるかもしれません。以前、筆者は航空会社のカウンターで交渉して、別の便に振り替えてもらったことがありますが、これは持っているチケットの種類やその航空会社のアライアンス(協力関係にある航空会社)がある場合のみ可能。海外では英語など外国語での交渉が必要となるため少々面倒です。
この時は、宿泊のホテル代、電話代金(仕事の予定変更があったため国際電話を日本にかける必要があり)、そして飛行機が出るまでの飲食を航空会社にカバーしてもらいました。でも、実はこれ、航空会社側の
“配慮”であって、必ずしも乗客が受けられる
“当然の権利”ではないと後で知りました。
こんな時に活躍するのは、
海外旅行保険です。オプションで航空機遅延の際の費用を補償するものがありますので、これを利用しましょう。
保険商品によって補償内容が違いますが、ここでカバーされるものは航空機が6時間以上遅延し余儀なく必要となった現地の宿泊料、乗り継ぎができず行けなくなった旅行サービスのキャンセル料など。
ホテル代金などに上限額はあるものの、領収書をしっかりとっておけば、日本に帰ってから保険会社に請求することができますので、語学力に自信がなくても全く問題ありません。現地でのケガや病気、盗難などさまざまなトラブルにも日本語で対応できる相談窓口がある保険が多いですから、海外旅行保険には必ず加入しましょう。
クレジットカードの付帯保険を利用する場合は、補償内容をしっかり確認を。「○○円までは免責(※治療費や携行品の補償など、あらかじめ決められた額に達しない限り補償対象ではない)」といった注意事項があるものが多いからです。旅行代金をカードで支払っている場合のみ利用可能といった条件がついているものもあります。
また、どの保険会社でも天災や戦争などの現地事情による遅延・欠航は免責事項で、
補償対象外となっています。
■LCCは安いけど…子連れ旅行なら「安心感」を第一に
LCCには驚くほど安い金額で気軽で行けるという利点がありますが、子連れの場合は
フルサービスを受けられる航空会社(レガシー)を選ぶのが無難かもしれません。
というのも、遅延や欠航の際、配慮に関してはあくまでも配慮で、その時に対応した職員や会社の規定によるものの、保有航空機材が多ければ別の機材に振替が可能です。また、協力関係にある航空会社の数も多く、別会社の便に振り替えられる可能性も高くなるからです。
外国の航空会社でも日本路線では日本語でサービスを受けられることも「サービスのひとつ」と考え、中には、日本人スタッフを機内や現地空港に置いている場合があります。でも、すべての航空会社がそうではありません。日本の航空会社なら、どこでも必ず日本語対応が可能ですので、トラブルの際はより
安心感があるのではないでしょうか。
年末年始は国内外への人の移動で、空港は想像以上の混雑でしょう。もしもの時のトラブルに備え、子どもと一緒に空の旅を楽しみましょう。気をつけて、楽しい旅を!
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