輝いている人に嫉妬…本当の自信をつけるために【心屋仁之助 塾】
Mikiさんにとって、自信とは何を示すのでしょうか? もしかするとそれは「負けられない」というプライドであり、「負けなかった」もしくは「負けたとしても、プライドを傷つけないうまい言い訳がついた」という結果なのではないでしょうか?
もしそうだとすれば、それは残念ながら、本当の意味での自信とはいえません。本当の自信とは、たとえ負けてもその自分を肯定することができる、自分を信じる力です。
ご相談内容を拝見する限り、Mikiさんは負けられないというプライドがあるけれども、「どんな自分も信じる」ということができずにいるようにお見受けします。
Mikiさんがおっしゃる「自信がない」というのはこの部分で、「油断したら負けてしまうダメな私」という前提があり、そんな自分が許せていないのだと思います。
「負けたら価値のない自分」という前提は、いつ、どこで生まれたものなのでしょうか?
ヒントは、ご両親の価値観と関係しているように思います。例えば「いい成績をとりなさい」「あんな子みたいになっちゃダメ」「お姉ちゃん(お兄ちゃん)みたいにやりなさい」「妹(弟)はできるのに」など、物質的な価値観や比較があったのかもしれません。
Mikiさんが小さな頃、ご両親からよく言われた言葉はなんでしょう? 思い出してみてほしいのです。
そこに「負けられない。
負けたらダメ」というプライドと「負けてしまうかもしれないダメな自分」という前提を作り上げた元があるはずです。その恐れの元をみつけて、「それは親の価値観であり、自分の存在価値とはまったく関係ないんだ」と気がつくことが大事です。