連載記事:パパママの本音調査
賛成派が圧倒! 会社員の副業容認で何が変わる?【パパママの本音調査】 Vol.227
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経団連が働き方革命の一環として、これまで禁止としてきた会社員の副業・兼業を容認に向けて検討する動きをはじめました。すでに、中堅企業の約3割が副業・兼業を認めているという民間調査のデータもあるとのことで、今後は大企業にもその動きは広まりそうです。働くパパママ世代はどのように感じているのでしょうか。
Q.会社員の副業・兼業を容認、賛成?反対?
1.賛成 76.2%
2.反対 6.0%
3.わからない・どちらとも言えない 17.8%
賛成が76.2%と圧倒的多数という結果になりました。本業に差し支えなければいいんじゃないかという人から、今の時代会社は従業員を守ってくれないから自衛手段として副業をすべきという考えを持った人まで、多くの人が副業・兼業の動きには賛成のようです。
■本業に支障がなければ副業・兼業もアリ
本業である会社に問題がなければ、副業や兼業をしてもいいという考えの人が多くいました。実際は、体力や時間の問題からなかなか難しいようですが、少なくとも会社側が容認してくれているというのは良いことと考えているようです。
「会社に迷惑をかけなければ、副業・兼業いいと思う」(埼玉県 50代女性)
「本業に支障をきたさないなら、副業もOKじゃないでしょうか。
ただ、やるからにはどちらの仕事にも責任を持って行動してほしいです」(福島県 40代女性)
「余った時間の有効活用で、本業に支障がなければいいと思う。また生活のためにやむを得ないなら認めてもいいと思う。私は、ダブルワークで寝不足になり居眠り運転をして車をつぶしたので、本業に専念しています」(栃木県 40代男性)
「本業に支障が出ないようにできればいいのではないかと思います。収入が多くなると、申告漏れの問題もありますので、税金についての勉強も必要ですね」(神奈川県 50代女性)
■したくて副業するんじゃない! 理想は本業一本です
副業イコール、収入の補填と考える人もいました。本業だけでは食べていけない、生活が苦しいから副業をしているという人にとっては、できれば副業はせずに本業だけで生活したいというのが理想。また、副業が良くなると企業の給料が上がらないということになるのではという心配をする声も。
「副業しなければいけない理由があるんだろうから、仕方がないのでは? 副業禁止するならもう少しお給料をあげてほしい」(茨城県 40代女性)
「生活のためには時には必要。でも理想は、本業一本で食べていける経済力かなぁ」(福島県 40代女性)
「賛成です。
今の世の中、割りに合わないことばっかりだと思います。生きていくためにはお金も必要です」(大阪府 40代女性)
「1つの勤め先の稼ぎで生活が苦しいという家庭もあるようだし、共働きしても厳しいのであれば仕方ないのでは? 生きていくには働いて稼ぐしかないですからね…」(神奈川県 40代女性)
「副業するのが当たり前にはならないでほしいかな。『従業員の賃金、この程度でいいかな。副業もするんだし、大丈夫でしょう』とかならないでほしい。容認まではいいけど、あくまで本業で生活できるような仕組みを目指すべきという点は譲れない」(神奈川県 50代女性)