連載記事:パパママの本音調査
災害にも普段使いにも 乳児用液体ミルクが解禁されたら使う?【パパママの本音調査】 Vol.244
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現在日本では製造や販売はされてない乳児用液体ミルク。震災のとき、救援物資としてフィンランドから届けられたことで、その必要性が注目されました。多くのママたちの声を受け、厚生労働省が初めての衛生基準の案をまとめ、普及に向けて一歩を踏み出しました。
Q.乳児用液体ミルク、あったらいいなと思う状況は?
1.災害時の備蓄 52.4%
2.外出するとき 16.5%
3.保護者が体調不良などのとき 8.4%
4.保護者が多忙で時間がないとき 1.8%
5.夜中の授乳時 6.1%
6.粉ミルクの調乳になれない人がミルクを与えるとき 3.3%
7.普段から粉ミルクの代用として 3.3%
8.母乳の出が悪くなったときの備え 1.5%
9.飲酒をしたとき 0.4%
10.液体ミルクを使う必要はない 4.6%
11.その他 1.6%
もっとも多いのはやはり災害時の備蓄としてというものでした。保存期間も長く、調乳する手間もないため普段外出するときに利用したいという意見もありました。販売されれば多くのママたちが利用するのではないでしょうか。
■いざというときのために備えておきたい!
災害時に粉ミルクが使えない理由として、粉ミルクを溶かすお湯は一度沸騰させた70℃以上のものとされているからです。水も十分になく、電気やガスが使えない状態ではなかなか難しいですよね。
液体ミルクならすぐに赤ちゃんにあげることができます。
「災害のときに使えそうですね。でも、赤ちゃんの味覚はデリケートなので、普段から慣らしておかないといざというとき飲んでくれないかもしれないですね」(滋賀県 30代女性)
「我が子が授乳中のときには、防災バッグに粉ミルク・水・簡易的な哺乳瓶・水を温める加熱パック・授乳ケープなど大量に用意していました。賞味期限が1年弱だったとしても、あれば便利です。災害時はストレスで母乳も出なくなるかもしれないし」(神奈川県 30代女性)
「被災地に住んでいます。妊娠中に震災があったのですが、産まれてからだったら本当に大変だったと思います。母乳が止まってしまうお母さんもいたし、電気やガスもストップして、粉ミルクがあっても作れない人も多かったです」(宮城県 40代女性)
「災害時ライフラインがなくなったときには助かると思います」(愛知県 40代女性)
「災害の備蓄として、あったらいいなと思います。いつどこで起こるかわからない今だからこそ、必要だと思います」(愛媛県 40代女性)
「災害時に絶対必要だと思う。
母乳が出ているお母さんも出なくなるかもしれないし、水の確保も難しいと思うので」(東京都 40代女性)