■ファーストリゾートならこの2択はいかが?
――赤ちゃん連れでビーチリゾートに行きたいママにおすすめの旅先を教えてください。
日隈さん:国内ならLCCのバニラエアの直行便で行ける奄美大島はいかがでしょう? ハワイより近く、沖縄ほど混まないだろう国内ビーチリゾートとして、近年注目されています。試しに
「スカイスキャナー」で8/10(金)〜12(日)で航空券を検索したところ(5/11調べ)、JALがひとり6万円代のところ、LCCのバニラエアなら3万円代で予約できるようです。夏休みという超繁忙期でもこの価格。国内の穴場リゾートといえるかもしれませんね。
奄美大島:フライト時間:約2時間40分、時差:なし、旅行日程:2泊3日〜 ©ange- stock.adobe.com
福井さん:私は、海外リゾートを紹介します。子連れ海外旅行を成功させるコツは、1)直行便がある、2)フライト時間が短い、3)時差が少ない旅先を選ぶこと。この3つを満たすビーチリゾートといえば、グアムです。
ぐずりが心配なフライト時間も4時間以内ならなんとか我慢できますし、時差は日本より1時間進んでいるだけなので体の負担も少ないはず。短期旅行でも十分に楽しめるので、忙しいパパともスケジュールを合わせやすい旅先です。
グアム:フライト時間:約3時間40分、時差:日本時間+1時間、旅行日程:2泊3日〜 ©san724- stock.adobe.com
■海はちょっとこわい…そんな時は“おこもりプールステイ”がおすすめ
――夏にビーチリゾートに行きたいけれど海は少し不安…というママにおすすめは?
日隈さん:ビーチではなく、施設が充実したリゾートホテルステイを楽しんでみてはどうでしょう? 赤ちゃんならキッズプールで水浴びする程度でも十分に楽しめますし、眠くなったらすぐ部屋に戻れるので安心です。
リゾートホテルは、プールと部屋を行き来するだけでも楽しい/写真提供:地球の歩き方
また、1日3食に全く困らないバリエーション豊富なレストランやカフェ、ショッピングモールを併設した大型リゾートホテルも多く、敷地内で衣食住遊のすべてを楽しむことができます。ママパパもゆっくりできるのがホテルステイのいいところですね。
――具体的にはどんな都市のリゾートホテルがおすすめですか?
日隈さん:海外なら直行便で行けるマカオはどうでしょう? カジノのイメージが強いと思いますが今、家族旅行先として注目を浴びています。その理由は前述のようになんでもそろう大型リゾートホテルが多いから。海外旅行に不慣れな親世代が一緒でも、ホテルの敷地内にいるだけでこと足りるので安心です。
本物そっくりのエッフェル塔がそびえ立つ
「ザ・パリジャン・マカオ」や、ゴンドラが悠々と川を流れる
「ザ・ヴェネチアン・マカオ」など、海外の人気都市を模した大型リゾートホテルなら一度で二度おいしい海外旅行が実現します。
マカオ:フライト時間:約5時間、時差:日本時間—1時間、旅程:3泊4日〜 ©arnaudmartinez- stock.adobe.com
福井さん:国内ならやっぱり沖縄ですね。キッズプールもある大型リゾートホテルが充実していますし、パッケージツアーも豊富。
日の高い時間帯は、レンタカーでドライブしたり
「美ら海水族館」を楽しんだり。日がやわらぐ午後の時間帯に、プールで水浴びするなどホテルの中と外を上手にプランニングしてみましょう。
沖縄:フライト時間:約2時間30分、時差:なし、旅程:3泊4日〜 ©サラリーマン- stock.adobe.com
モナコとマカオの大手IR(総合型リゾート)が日本参入を決めたというニュースもありました。国内に海外並みの大型リゾートが誕生する日も、そう遠くはなさそうです。
「子どもが小さすぎる時は、旅行にでかけても覚えていないだろうし…」と赤ちゃん連れリゾート旅行をあきらめてしまうママパパも多いでしょう。でも、親子で奮闘しながら旅行することで、夫婦の絆が強くなることもなきにしもあらず。
子どもが大きくなったら「こんなこともあったんだよ」と夫婦で写真を見ながら話せるように、ステキな思い出作りにリゾートへでかけてみませんか?
<関連図書>
地球の歩き方MOOKハンディ『海外子連れ旅★パーフェクトガイド!2019』
子どもを連れて海外旅行をするためのノウハウを凝縮した1冊。準備から出発、帰国後の思い出作りまで時系列に発生する不安に、子連れ海外旅行経験者約100名と各ジャンルのスペシャリストが回答。さらに子連れ海外旅行経験のある編集スタッフが選んだ、家族に優しい13エリアの旅先ガイドも付いている。
定価:本体890円+税
発行年月日:2018年5月31日【Amazonで絶賛発売中!】
取材・文/山田裕子
新潟でアートと自然を満喫!親子で楽しむ芸術の秋「大地の芸術祭2024」開催中