夏のお弁当「傷みが心配…」食中毒予防に“入れていいもの・ダメなもの”
■お酢、梅干し…「酸っぱいもの」で念押し!
以前、管理栄養士に食中毒予防の取材をした際に教えていただいたのが、殺菌作用が期待できるお酢や梅干しを上手に活用すること。ここでは、わが家で実践しているお酢&梅干しの活用法とプラスαをご紹介します。
・お酢でお弁当箱をふく
キッチンペーパーなどにお酢を少量つけてお弁当箱の中をふくことで、殺菌作用が期待できるそうです。わが家では、100円ショップでみつけた食品用スプレーにお酢を入れ、お弁当箱にシュッと吹きかけてからふくようにしています。
・炊飯器にお酢をプラス
ごはんを炊く時にお酢を入れると、雑菌の増殖を抑えるのにつながるとのこと。加えるお酢は、お米2合に対し大さじ1を目安に。酢飯のように酸っぱくなるのでは? と思われるかもしれませんが、炊きたてはふわっとお酢の香りがするものの、味への影響はほとんど私は感じません。
・生野菜にもひと工夫
彩りに重宝するレタスやきゅうりなどの生野菜は、基本的にこの時期は避けたほうがベター。
とはいえ、お弁当のすき間埋めに使いたいこともあるでしょう。そんな時にもお酢の出番。わが家では、きゅうりはピクルス(酢漬け)にし、そのまま入れることが多いミニトマトはお酢でふくようにしています。どちらも水気をしっかり切ったり、ふき取ってから入れるのが、傷みを防ぐポイントです。
・梅干しは細かく混ぜ込むと◎
お弁当の傷み対策として昔から使われている梅干しですが、日の丸弁当のように1箇所に置くだけでは、殺菌作用があまり期待できないそう。また、減塩やはちみつ漬けなども効果は減。傷み対策として活用するなら、塩分濃度が高めの梅干しを、細かくして混ぜ込んだり、あちこちに散らしたほうが、より殺菌作用が期待できるそうです。
・ハムも加熱したほうが安心
お弁当で出番の多いハムやちくわも、フライパンで焼くなどして火を通してからのほうが安心です。
加熱の目安は、75℃で1分以上。わが家はこの時期、サンドイッチではなくホットサンドにするなどで対応しています。
このほかに筆者が実践していることは、
・素手で食材をさわらず、はしやトングで取り分ける。
・手や調理器具の消毒には、食品にも使えるアルコール剤を使う。
・100円ショップでも購入できる抗菌シートを使う。
などです。
菌は目に見えないだけに、どこまで対策すれば安心とは言い切れませんが、「大丈夫かな?」とモヤモヤするよりは、できるだけリスクを減らせるようひと工夫しておきたいものですね。
消耗品などを活用してママの負担を減らしつつ、お酢なども上手に活用しながら、夏のお弁当作りを乗り切りたいですね。
<参考>
・農林水産省
「さらば食中毒!お弁当づくりの知恵」
・厚生労働省
「家庭でできる食中毒予防の6つのポイント」
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