赤ちゃん連れ旅行あるある「リゾート地でトラブル遭遇?」おすすめ回避術【現地編】
そろそろ日本全国で梅雨明けを迎え、夏本番へ! 赤ちゃん連れリゾート旅を計画しているママは、もうソワソワしているのでは? でもちょっと待って! 楽しいリゾート地にも赤ちゃん連れにとっては、越えるべきハードルがいくつもあります。
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そこで、出発目前に必要な知識やノウハウを、あの黄色いガイドブックでおなじみの『地球の歩き方』編集部で働くママ編集部員、日隈さんと福井さんにうかがいました。
お二人が実際に国内外のリゾート地で体験した“子連れあるある”をもとに、危機回避術や楽しみ方を教えていただきます。旅の達人でもおちいる事例もたくさん。トラブルの乗り越え方をうかがいました。
教えてくれた『地球の歩き方編集部』ママ編集部員は…
日隈理絵さん(35歳)/『海外旅行子連れ旅
★パーフェクトガイド!2019』、『MOOKホノルルの歩き方』、『MOOKソウルの歩き方』、『子連れで沖縄』など担当11歳の男の子、6歳の女の子のママ。海外渡航回数は40回以上で、子連れではハワイ、台湾、ソウル、シンガポール、バリ島、オーストラリア、モルディブ、UAE、香港、マカオ、インド、トルコ、アメリカ合衆国へ渡航経験あり。
福井由香里さん(39歳)/『arucoソウル』、『arucoシンガポール』、『arucoドイツ』など担当8歳の女の子のママ。海外渡航回数は40回以上で、子連れでは台湾、シンガポール、ハワイ、ベトナム、バリ島、ソウル、イタリアへ渡航経験あり。
■赤ちゃん連れが客室で注意すべき「お風呂、ベッド、意外にも…」
――赤ちゃんや幼児連れだとホテル内にいる時間が長いと思います。客室で注意すべき点は?
福井さん:目を離した瞬間に「あっ、しまった…」ということが多いですね。
例えば、海外のホテルに多く見られる、バスルームの緊急ベル用の長いひも。いざという時、ひもを引っ張るとフロントに緊急連絡がいくのですが、何度か子どもが引っ張ってしまって、毎度スタッフがやってきては「Are you OK?」とノックされるハメに。
子どもはひもを引っ張るのが大好きなので、事前に手の届かないところにずらしましょう。
日隈さん:似た話でいうと、冷蔵庫のミニバーも子どもがお酒を引っ張り出して戻せず、課金された経験が何度か。取り出した時点で課金になるタイプの冷蔵庫の場合、注意が必要です。
福井さん:子どもが触っちゃった話でいうと、ホテルのセーフティーボックスもご注意を。たいてい低い位置に置かれているので、子どもは面白がって暗証番号用のボタンを押して遊びがちです。ロックがかかって開かなくなり、何度スタッフを呼んだことか…(苦笑)。これは触ってはいけないもの! としっかり教えてあげましょう。
――バスルームなど水回りはいかがでしょうか?
バスルームには危険がいっぱい。
きちんと座らせて、目を離さずに 写真提供/地球の歩き方
日隈さん:バスルームでは、まずはお湯の温度に注意です。特に海外は蛇口のひねり具合が日本と異なるので、日本のつもりでひねると熱湯が出ることも。しかも、いきなり頭上のシャワーから熱湯が! なんてこともあるので、まずは親が温度調整をしてから子どもをバスルームに入れたいですね。
福井さん:シャンプーなどですべって頭を打つと怖いので、きちんとバスタブに座らせて洗ってあげてください。立ち上がって水遊びをしちゃうと、シャワーカーテンを飛び越えてバスルーム中が水浸し・泡だらけなんてこともしょっちゅうです。まずは、座らせましょう。
――おねしょやオムツの処理はどうしていますか?
福井さん:おねしょは、ベッドにバスタオルを敷いてもそこにしてくれるとは限らないので、あらかじめ大きめのおねしょシーツを持参するか、就寝用のおむつをはかせるのが最善ですね。
日隈さん:おむつは客室のゴミ箱に捨てても問題ありませんが、ニオイがもれないよう厳重に包みましょう。
海外ならチップを多めに残す、国内ならひと言メッセージを書き残すなどしたこともあります。
福井さん:また、赤ちゃんならベビーベッドを事前リクエストしておくことも重要。幼児と添い寝する時も、ママとパパの間に挟んで寝ても、親を乗り越えてベッド下に落ちることがあります。ベッド周りにベッドカバーをはがして敷き、その上に予備の毛布を重ねておけば少しは安心ですよ。