ほめる技術「夫からほめられたい!」妻からのアプローチは?
ⓒoka-stock.adobe.com
「髪をバッサリ切ったのに、夫は何も気づいてくれない。本当は気づいてほしいし、ほめてほしいのに…」。そんな経験のある人、少なくないのではないでしょうか。
夫はなぜ妻をほめないのでしょう。夫からほめてもらうにはどうしたらいいのでしょうか。今回は、夫が妻をほめない理由、そして「ほめクセ」をつける方法について考えていきましょう。
■どうして夫はほめてくれないの?
2つの絵を見比べ、違うところを見つける「間違い探し」というゲームがありますよね。実はこのゲーム、女性より男性のほうが苦手といわれています。
というのも、
男女の脳には違いがあり「ものの見え方が異なる可能性がある」そうです。例えば、女性は意識しなくてもまんべんなく細かいところに気づくけれど、男性は一点に集中してしまうと、よほど大きな変化がない限りほかの部分との違いに気づかない傾向があるそうです。
そのため、髪を切った、メイクを変えた、ネイルをぬったといった妻の
小さな変化に、そもそも
夫は気づいていない可能性が。「いつもと同じなんだから、ほめようがない」というのが、夫側の言い分のようです。
■ほめない夫に足りないものは?
また、日本人はもともと、お世辞は得意ですが、
「ほめる」のは苦手。もともと、ほめる習慣があまりなく、ほめる機会自体が少ないので、自然とほめ言葉のボキャブラリーも少なめです。そこに輪をかけて、男性は小さな変化に気づきにくいので、妻をほめる行動になかなかつながらないのでしょう。
さらに、夫の中には「ほめられたいと妻が思っている」という
発想すらない場合もあります。
例えば、髪を切った妻がその変化に気づいてほしい。夫からかわいい、キレイという言葉をかけてほしい、と思っていたとします。けれど、夫は「俺にほめられたくて、妻は髪を切ったのかもしれない」という発想がないのです。そのため、髪を切ったことには気づいても、「暑いの?」などと
見当ちがいな発言をしてしまうのです。