時短ヘアアレンジで脱オバサン化「大人の“こなれ編み”で作るアップヘア」
かつてはていねいにスタイリングをしていたロングヘアも、子どもと一緒の毎日だとただ邪魔なだけ! と、手っ取り早くゴムでひとつにまとめるだけの「ひとつ結び」をしているママ、結構見かけます。
ひとつ結びは単純なヘアアレンジのようで、実は「ただのオバサンヘア」となるか「こなれ見え」するかが紙一重。せっかくなら「こなれ」を極めようと、スタイリング剤をふんだんにつけてモードっぽくピタッと結んでみると…やっぱり自分がすると、なんだか違う。かといってラフに結ぶと、おくれ毛というよりはお疲れ感が出てしまう…。
髪質や顔型に頼るところが大きく、とても難しいのがアップヘア。そこで簡単・おしゃれに決まるテクニックについて、ご自身もママであるヘアメイクの森田めぐみさんに聞きました。
お話をうかがったのは…
Hair&Make-up/Nail 森田めぐみさん
フリーランスのヘアメイク。広告・TV・雑誌などさまざまな媒体でタレントやモデルのヘアメイクやネイルを担当。
4歳(男の子)と1歳(女の子)の2児の母になった現在は、家事に育児に忙しいママ達のために時短メイク術を日々研究している。
まずは、まとめ髪の「基本のキ」は
この記事でおさらい!
■時短ヘアアレンジ「ニュアンスアップは4ステップで作る」
1.上下二分割にブロッキング
「ラクをして1本で結ぼうとするから、逆にテクニックが必要になるんです」と森田さん。耳上のラインで上下2つにブロッキングすることで、髪の毛が格段に扱いやすくなり、ヘアアレンジの成功率が高まります。
2.ブロッキングした下部分の髪の毛を下位置で結ぶ
まず、ブロッキングした下部分の髪の毛を1本で結びます。ここでのポイントは、結ぶ位置。
「結んだ毛束が頭に対して垂直にビヨンと上がっているとおしゃれに見えないですし、さらに、襟足がたるむと老け見えしてしまいます」(森田さん)
襟足に沿わせるようなイメージで、なるべく下向きにゴムで結びます。
3.ブロッキングした上部分の髪の毛をツイストし巻く
残った上部分の毛束を2つに分けて、ツイストしていきます。このとき、2つに分けた髪の毛をそれぞれ一つずつねじる必要はなく、単純に2つをツイストするだけでOK。
4.留めたゴムの上からツイストで巻いて完成!
3.でツイストした髪の毛の毛先を写真のように両手で持ち、ゴム部分の上から巻きつけていき、最後はゴムをもう一本用意して、下部分で結んである毛束と合わせて、一束にまとめます。短くて届かない場合は、巻きつけずにゴム付近でピン留めするのでもOK。
「最後に、ゴム部分を隠すようにスカーフを巻いても華やかになりますよ」
このアップヘアなら、親子でリンクコーデならぬ、リンクヘアアレンジもおすすめ。子どもは動いてなかなか髪の毛をゆっくり結ばせてくれないので、ついひとつ結びをしてしまうというママが多いかと思いますが、2つにブロッキングすることで寝転がったり激しく動いたり…と、やんちゃに動いてもくずれにくくなります。
結果、結び直すことがなく時短に。「なんだか、今日は結び方が違う!」と、娘も喜んでくれそう。