インスタ映えな簡単手作りお菓子「材料も手順も3つだけ」パブロバ作りに親子で挑戦!
■夏の自由研究にも! いろいろ広がるパブロバ
ところで、子どもに料理などのワークショップを通してアートを教える「芸術教育士」としても活躍している太田さん。日頃ワークショップでは、子どもがじっくり観察してそれを言葉で表現することを大切にしているそう。
「そのお子さんならではの個性を感じる表現がワークショップではたくさん出ます。自分が作っているものをよく観察して、それを言葉で表現する力を育んでいます」。そんな太田さんならではのパブロバの楽しみ方も教えていただきました。
ワークショップではソフトクリーム風のメレンゲ菓子を作ることも。「溶けないソフトクリーム」が完成する(著者提供画像)
1) 工作のように自由に楽しむ
メレンゲ土台の形、クリームの塗り方、トッピングの種類など、パブロバは自由な発想で工作のように創作できます。子どもの豊かな発想で「世界でただ一つのパブロバを作ってみましょう! 最初に「こんなパブロバを作りたい!」とデザイン画を描いてみるのもおすすめです。
ワークショップではみんなで楽しく飾りつけ(著者提供画像)
2) 色を楽しむ
パブロバの魅力はなんといっても、メレンゲ土台の真っ白な色。この美しい白に、素材感の異なるホイップクリームの白を重ねて色を観察したり、カラフルなソースを作って色の重なりを楽しむこともできます。
「パブロバ作りのもうひとつの目的は『色を楽しむこと』だと思っています」と太田さんが話すように、食材でいろいろな色を作りだして楽しめます。
3) 自由研究にも最適! パブロバを科学する
「料理って科学なんですよね」と話すように、液体である卵白を泡立てて砂糖を入れると、色も白っぽくなってきて、かたくなっていきます。このように状態が変化するのを観察して、お菓子作りに科学的要素を足し、バージョンアップした自由研究もできます。
簡単に作れて、おいしいだけでなく、いろいろ学べてしまうパブロバ。最後に太田さんにインスタ映え写真を撮るコツを聞いたところ、「映える写真にするポイントはソースのタレ感」だそうです。
ぜひ親子で「世界で一つのパブロバ作り」に挑戦してみてはいかがでしょうか?
参考図書:
「メレンゲのお菓子 パブロバ」(立東舎)
著者 太田さちか 1,512円(税込)
スタンダードなフルーツパブロバから、目にも鮮やかなカラフルパブロバ、誕生日など特別な日をお祝いするスペシャルパブロバなど、メレンゲのお菓子37種とフルーツソースなどのおまけレシピをたっぷり掲載。パブロバをテーマにしたレシピ本は日本初。
撮影/福尾美雪 スタイリング/中里真理子 イラスト/太田さちか
(著者提供写真以外すべて)
取材・文/まちとこ出版社 石塚由香子
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