連載記事:MAYAさんちのお弁当レシピ

冷めても美味しい「豚ハンバーグ・鶏ハンバーグ」の作り方【MAYAさんちのお弁当レシピ Vol.1】

MAYAさんちのお弁当レシピ

MAYAさんちのお弁当レシピ

インスタグラムのフォロワーは18万人! 地味でありふれているけれど一番ほっとする、冷めてもおいしい、MAYAさんちのお弁当レシピとコツをご紹介します。

3人のお子さんのママで、インスタグラムのフォロワー数はなんと18万人! 書籍『見た目は地味だがじつにウマい』『まるごと冷凍弁当』などでもおなじみ、地味だけど美味しいごはん&お弁当のよさを発信しつづける @heavydrinkerこと、MAYAさんのお弁当レシピ連載がスタート!

【MAYAさんちの “冷めても美味しい” お弁当レシピ Vol.1】
メイン:豚(鶏)ハンバーグ
副菜:ほうれん草ソテー  ほか
冷めても美味しい「豚ハンバーグ・鶏ハンバーグ」の作り方【MAYAさんちのお弁当レシピ  Vol.1】
卵焼きに唐揚げ、フライにほっこり煮もの...大好きなものをぎゅっと詰め込んで蓋を開けたらにっこり笑顔にさせちゃうお弁当。でも口に入れたら、なんかパサパサ...とか硬い! 見かけは美味しそうなのに口に入れると少し微妙。「今日のあれ、冷めたらまずかったよ!」なんて言われたことはありませんか?

ありますあります。私はあります(笑)そりゃ何度も。

だから、作ってすぐの味よりも6時間後に食べても美味しいお弁当をと、我が家の長男は中学校の3年間、全くおんなじお弁当をおんなじ時間に、温めなおさずにずっと食べ続けてきました。

そんなことから分かってきた “時間が経っても美味しいお弁当作り” の秘訣。本連載では、小学生以下の小さなお子さん向けの「冷めても美味しいお弁当」のコツを、少しずつご紹介していきます。

「豚(鶏)ハンバーグ」の作り方


冷めても美味しい「豚ハンバーグ・鶏ハンバーグ」の作り方【MAYAさんちのお弁当レシピ  Vol.1】
今回は「冷めても美味しい肉の部位」がテーマ。

口に入れた時の温度で、肉の部位によって脂の溶け方が異なるのはご存知ですか? 例えばハンバーグといえば牛肉ですよね。でもこの牛肉のハンバーグ、脂が冷めてしまうと口の中の温度ではなかなか溶けないんです。だからジューシーハンバーグをお弁当に入れると数時間後には……口の中に嫌な脂が残ってしまいます。

でも豚肉や鶏肉は大丈夫。口の中の温度でちゃんと溶けるので、時間が経っても美味しく食べることができます。とはいっても脂多めの豚肉だと、冷めると白い脂がお弁当に残りますので、なるべく脂の少ない赤身をオススメします。

【材料】
(お弁当用冷凍ハンバーグ 3~4個分 ※1個約50g)
冷めても美味しい「豚ハンバーグ・鶏ハンバーグ」の作り方【MAYAさんちのお弁当レシピ  Vol.1】

・豚ひき肉(赤身)  200g ※鶏もも肉でもOK
・塩         小1/3
・玉ねぎ       1/4個(50g)
・パン粉       大さじ 5
・牛乳        大さじ 2
・マヨネーズ     小さじ 1
・ケチャップ     小さじ 1

【作り方】(調理時間:約20分)
1、豚ひき肉と塩、玉ねぎ以外をボール(ポリ袋)に入れよく混ぜておく
冷めても美味しい「豚ハンバーグ・鶏ハンバーグ」の作り方【MAYAさんちのお弁当レシピ  Vol.1】
2、玉ねぎをレンジで30秒加熱し粗熱を取っておく
冷めても美味しい「豚ハンバーグ・鶏ハンバーグ」の作り方【MAYAさんちのお弁当レシピ  Vol.1】

3、豚と塩を粘りが出るまでよく揉みこみすべての材料と混ぜる
冷めても美味しい「豚ハンバーグ・鶏ハンバーグ」の作り方【MAYAさんちのお弁当レシピ  Vol.1】
4、タネを2等分(大きかったら4等分)にし、油を入れたフライパンに入れ中火で3分返して2分ほど焼く
冷めても美味しい「豚ハンバーグ・鶏ハンバーグ」の作り方【MAYAさんちのお弁当レシピ  Vol.1】
冷めても美味しい「豚ハンバーグ・鶏ハンバーグ」の作り方【MAYAさんちのお弁当レシピ  Vol.1】
5、両面に焦げ目がついたら50mlの水を加えて5分~7分、中弱火で焼く。竹ぐしでさして肉汁が透明なら出来上がり。
冷めても美味しい「豚ハンバーグ・鶏ハンバーグ」の作り方【MAYAさんちのお弁当レシピ  Vol.1】
お好みのソースをつけてどうぞ。我が家では簡単に、ウスター1:ケチャップ1 が多いです。

「ほうれん草のソテー」の作り方


冷めても美味しい「豚ハンバーグ・鶏ハンバーグ」の作り方【MAYAさんちのお弁当レシピ  Vol.1】
今回は付け合わせに、ほうれん草のソテーを。え、これだけ? と思う方もいるかもしれません。もちろんたくさん好き嫌いしないで食べてくれる子ならもっと副菜を足してあげてもいいと思いますが、まだまだたくさんの種類を食べれない小さいお子さんには、大好きな主菜といつも食べれる副菜を組み合わせてお弁当にしてあげてもよいと思います。

遠足や特別なお弁当は、少し頑張って。でもいつものお弁当は、お昼ごはんを外に詰めて持ち出しただけ。そう考えると少し肩の力も抜けて、毎日のお弁当作りが楽しくなるかも。お昼に摂れなかった栄養は、お弁当の捕食のフルーツや朝ごはん、夕ごはんで補えばよいのです。1食で栄養を摂るのではなく、1日トータルで考えると、少しラクな気持ちで料理ができそうですね。


【材料】(お弁当に入れる1人分)
・冷凍ほうれん草(市販) 30g
・冷凍コーン(市販)    適量
・自家製の冷凍ベーコン 適量 ※
※安売りの時に購入して、切って冷凍しておく

【作り方】(調理時間:5分)
ベーコンから炒めて、ほうれん草とコーンを加え、塩少々で味つけをするだけ。バターをたくさん入れたいのですが、冷めるとバターも嫌な固まり方をするので、ほんの少しに。少し大きなお子さんには、お好みで仕上げにコショウをパパっとふっても。

お弁当の詰め方

今回はハンバーグ、ほうれん草のソテーと卵焼き1個。
冷めても美味しい「豚ハンバーグ・鶏ハンバーグ」の作り方【MAYAさんちのお弁当レシピ  Vol.1】
ハンバーグ、次に卵焼きを入れる。

冷めても美味しい「豚ハンバーグ・鶏ハンバーグ」の作り方【MAYAさんちのお弁当レシピ  Vol.1】
最後にほうれん草のソテーを入れる。
冷めても美味しい「豚ハンバーグ・鶏ハンバーグ」の作り方【MAYAさんちのお弁当レシピ  Vol.1】
ハンバーグにソースをつけて完成!
冷めても美味しい「豚ハンバーグ・鶏ハンバーグ」の作り方【MAYAさんちのお弁当レシピ  Vol.1】
インスタグラムやブログでよく見かける、華やかでかわいいキャラ弁当に色とりどりのおかず。見た目にもきれいで手が込んでいる素敵なお弁当がたくさんあります。でも、それを毎日続けるのはとても大変! それに小さな子どもほど、たくさんのおかずが入っているよりも好きなものがぎゅーーっと入っているほうが、完食してくれると思うんです。

ごはん1:主菜1:副菜1か2

このぐらいシンプルに考えると、お母さんは作りやすく、子どもたちも食べやすくなります。欲張らず、頑張らず、毎日続けられて美味しいお弁当を作ってあげたいものですね。

見た目は地味でもお母さんの愛情いっぱいのお弁当、「空っぽだよーー!!」って言葉が、また明日への活力になりますよね。肩の力を抜いて毎日続けられるお弁当、いかがでしょうか?

レシピ作成:MAYA プロフィール
冷めても美味しい「豚ハンバーグ・鶏ハンバーグ」の作り方【MAYAさんちのお弁当レシピ  Vol.1】
長男、長女、次男、夫の5人家族。家族のために作ったお弁当や夕ごはんをインスタグラムに投稿したところ人気を集め、いまやフォロワー数約18万人に。モットーは「シンプルごはんが好き。美味しい料理を食べるのも、作ることも仕事も家族も全部大好き。でも手抜きするのは・・・もっと好き」。現在は、仕事、家事、育児をしながら、料理関連の連載などを執筆。著書は『見た目は地味だがじつにウマイ!作りたくなるお弁当』(KADOKAWA)、『まるごと冷凍弁当』(宝島社)、『ただ美味しいだけの晩ごはん』(ワニブックス)など。
Instagram: @heavydrinker
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