子どもの不登校「親は見守るしかないのでしょうか?」【心屋仁之助 塾】
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メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「子どもの不登校。親は見守るしかないのでしょうか」という、トコさん(44歳・派遣社員)に、心屋塾認定講師の平川裕勝さんからアドバイスをいただきました。
■トコさんのお悩み
高校生の娘が不登校で悩んでいます。
中学のときから不登校で、高校は私立に進みました。不登校にとても理解のある高校なので、このタイミングで、なんとか変わってほしいと思っています。
本人も変わりたいと思ってはいるようですが、うまく前に進めていない状況です。見守るしかないのでしょうか?
※一部、質問内容を編集しています。
■心屋塾認定講師の平川裕勝さんより
こんにちは。心屋塾認定講師の平川 裕勝です。トコさん、ご質問ありがとうございます。
娘さんがご理解のある学校に通えるようになり、よかったですね。
早速ですが、トコさんは「娘さんが学校に行かないこと」のどんな点が問題だと思われていますか?
「学校に行かないと、高校を卒業できない」
「このまま社会生活ができないと、将来困る」
そういった娘さんへのご心配ももちろんあると思います。
しかし、トコさん自身の心にも、
「不登校の娘の母親だと、周りから何か言われたり、よくない噂をされたりするのではないか」
「娘さんの悩みを解決できない母親はダメだ」
といった気持ちはありませんか?
この問題を解決するヒントは、娘さんにではなく、「娘さんが不登校だとさまざまな問題が起こる」と思っているトコさん自身の心にあるのかもしれません。
トコさんが今抱いている不安、恐怖、失望感などが、娘さんを通して現実にあらわれてしまっている可能性があるのです。