同じことを何度言っても忘れる夫にイライラ…「妻の話を聞いていない」には理由がある
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伝えておいたはずのスケジュールを「あれ、そんなこと言ってたっけ?」と、いつも忘れている。前に話した内容でも「それ、なんの話?」という反応だから、会話がすすまない。
まったく話を聞いていない夫にあきれはてている妻は少なくありません。
今回は、
「話を聞いていない夫」へのストレスを解消する対処法を考えていきましょう。
■「話を聞いていない夫」とは? 大きく分けて2パターン
話を聞いていない夫。「うちも、うちも!」という悲鳴に近い妻の声が日本中から聞こえてきそうです。
「実は今日こんなことがあってね…」と2、3日前にした話の内容をまったく覚えていないため、いちから説明するはめになったり、「週末に実家に行くからね」とあらかじめ伝えておいたスケジュールをすっかり忘れて勝手に予定を入れていたり。
「どこまで話を聞いていないんだ!」という妻たちの憤りを私もよく耳にします。
あるいは、いくら話しかけても「へえ…」「そう…」と
上の空な返事ばかりで、「夫と会話している気がしない」と感じている妻も多いようです。
こちらの話を聞いているようで、まったく内容が耳に入っていない夫には、どんな対処をしていけば良いのでしょうか。
■「話を聞いていない」には理由がある!?
実は「話を聞いていない夫」には、理由があります。
人間には大きく分けて
「シンプルタスク型」と
「マルチタスク型」がおり、人間は男女問わず、どちらかに当てはまる場合が多いようです。
シンプルタスク型を簡潔に説明すると
「目の前の1つのことに全意識が集中しやすく、同時進行でそれ以外のものに注意を向けるのが苦手なタイプ」です。
小学生男子を持つママならイメージしやすいかもしれません。興味のある1つのことに強い集中力を働かせている時、息子さんは「ごはんだよ~」と声をかけてもまったく聞いていない様子ではありませんか?
そんな風に、大人でもシンプルタスク型はとにかく1つのことに集中してしまい、ほかのことに気が回らなくなってしまうんですね。
一方、マルチタスク型は
「同時に2つ以上のことができる器用なタイプ」です。
例えば、子どもと会話しながら料理もでき、合間に洗濯物を干したりもできるなど、複数の仕事を同時進行できる人。意識を分散させることができるので、何かしながら見たり話を聞いたりすることができます。
この2つのタイプに照らし合わせると、
話を聞いていない夫はシンプルタスク型であると考えられます。もちろん、女性にもシンプルタスク型はいますが、比較的、男性のほうがその傾向の強い人が多いといえるでしょう。