私は女として終わりなのだろうか? と悩んだら…【セックスレス解消のために】
「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開し、2組のうち1組が悩んでいるセックスレスを解消するための必読本『
夫婦のセックス[再入門]』を出版した三松真由美さん。
前回の記事では、育児とセックスの両立についてとセックスレスを解消する方法についてお話いただきました。今回は、女性の性欲について教えてもらいます!
イラスト:オギャ子
■将来ゴザをむしる女になろう
――旦那様から求められると気持ち悪くなってしまう…という方もいらっしゃいますよね。
産後はスイッチがOFFになりますし、ママとして行動しているので、今はちょっと……と、思う方もたくさんいらっしゃいますが、若い頃にいいセックスをしていた方や、そうでなくても自己メンテナンスをしていれば
性欲はよみがえるんですよ。
「30させごろ 40しごろ 50ござかき(ござむしり) 60ろくに濡れずとも」ということわざがあるんですが、女性は年齢を重ねるごとに性欲も快楽も強くなる、というような意味合いです。
30代は女性の魅力が高まり男性の方がしたがるから『させごろ』、40代は自分の性欲が強くなり自らしたくなるので『しごろ』、50代になるとゴザを掻きむしるほど気持ち良くなるので『ござむしり』、60代になると濡れないけどやっぱりしたい。
■いくつになっても女性に見られたい願望がある
――女性は、年齢を重ねても性欲が落ちないんですね。
性欲については人それぞれで、年齢を重ねていって強くなる(または変わらない)方と、興味がなくなる方と
二極化する傾向がありますが、女性として扱われたいという願望は多くの人にあるものです。
年齢を重ねると健康状態や人生観が変わりますよね? 60代の夫婦と20代の夫婦では考え方が全然違います。結婚の経過年数によって考え方はもちろん、体も変わっていきます。
セックスレス歴22年だけれど、22年も男性に女性として見られなかったことがすごく悲しいと、相談に来られた方もいらっしゃいました。
■女性専用のサービスも上手に活用
――自分がその気になっても、夫がのってこない場合は?
旦那様からネガティブな反応が返ってきて、どうしても無理なら、女性専用のサービスを受けるもおすすめです。女性向けの性的サービスも充実してきているようです。
不倫は絶対ダメですが、恋愛ドラマや映画に感情移入する、乙女ゲームで擬似恋愛をする、好きな芸能人との妄想をする、エア恋愛などもまずはおススメです。
なんにせよ、自分に不満がある…と思うのであれば
その不満は解消したほうがいいんです!
■セックスレスを解消した夫婦たち
三松真由美さんが運営する恋人・夫婦仲相談所を訪れ、アドバイスを受けて実行したところ、実際にセックスレスを解消した夫婦が、本著で4組紹介されています。今さら夫と目を見て話すなんて照れくさくてできない……、という壁を乗り越え、幸せへの道を歩み始めています。
三松さんは、セックスは健康にもよく、良いセックスをしていれば、世帯収入もアップすると解説しています。こんないいことづくしのセックスをしないなんてもったいない! まずはセックスの定義だと思い込んでいる「挿入してオーガズムを感じなければいけない」という思い込みを捨てて、トライできそうなことからはじめて、素敵なセックスライフを取り戻してみませんか。
「離婚」そして「ひとりで育てる」という選択肢だってある…妻の決断とは<育休中の生活費は折半? 8話>【夫婦の危機 まんが】