罪悪感や優柔不断から卒業! 気持ちのいい「モノの捨て方」3つのコツ
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このように「捨てる」という行為が嫌だから、苦手だから、ついついモノを溜め込んでしまう人は多いと思います。捨てるのはもったいないし、いつか使うかもしれないし...と、たくさんのモノを捨てずに持っている。使ってもいないのに。
■暮らしを健康に保つために「捨てる」は必要
使っていないモノを多く抱えている暮らしをイメージすると、どこか不健康に感じると思います。食べて活動して老廃物を捨てていく人間のカラダと同じく、暮らしもモノを買って使い、不要になったら捨てなくては、健康であり続けることはできません。スッキリ気持ちよく暮らすためには、家の中のモノの循環をよくする必要があるのです。
何かで使うかもと取っておいた紙袋、気づくとかなりの枚数になっていませんか? なかには変色し始めているモノもあったりして…。
適正な量のモノを持ち、それらすべてを日々しっかりと使い、使い切ったら捨て、また新しく買う。
■気持ちよく捨てるために心がけたい3つのこと
日々の家事のなかで意識して「捨てる」を実践することで、暮らしは確実に快適になります。そうはいっても何をどのタイミングに捨てたらいいのか分からない… という場合は、次の3つを念頭に置いておくと捨てやすくなりますよ。
●1.「使えるけれど使わないモノ」を追い出す
景品や粗品でもらった文具やタオルなど、家のどこかで眠ったままになっていませんか? なんとなく買い足しているうちに増えてしまったお皿やマグカップ、全部ちゃんと使っていますか?
使えるから「とりあえず取っておく」では死蔵品が増えるだけ。今の暮らしに必要かどうかを考え、使わないと決めたモノはすぐに手放しましょう。
「いつか使うかもしれない」もNGです! 今、実際に使っているモノの量が、ちょうどいい量なのです。それ以外は、じつはなくても困らないモノのはず。目の前のいつもの暮らしを快適に、充実させることに集中しましょう。
グラスをたくさん持っていても、使っているのはごく一部のはず。数を減らすと収納スペースに余裕ができて、食器棚も使いやすくなります。
●2.「買う」ことと対で考える
買い物って楽しいですよね。買うことで元気が出たり、お気に入りを持つことで幸せを感じたり。ですのでモノが増えるからという理由で買い物をガマンする必要はありません。その代わり、「新しいモノを迎え入れたら、何かを手放す」ということを少し意識するようにしましょう。
新しい服を数枚買ったら、その分の収納場所が必要になるわけですから、最近あまり身につけていない衣類を数枚処分する、といった具合です。これを習慣にしてしまえば、モノの量が増えることはありません。
●3.「使い切るルール」を作る
食材や調味料、歯磨き粉やティッシュペーパーなど、目に見えて減るモノは使い切った! と認識しやすいのですが、使い切ったかどうか迷うモノも多いです。
例えばタオル。
お箸もそうです。折れるまで使うのが、使い切ったということでもないはず…。ハブラシや下着、スポンジなども同じです。これらに決められた新旧交代のタイミングはないので、肌触りが悪くなってきたらタオルを交換する、お箸は毎年お正月に新調するなど、自分なりに納得できるルールを作りましょう。マイルールに従うことで、気持ちよくラクにモノとお別れすることができるはずです。
暮らしに正解やお手本はありません。自分が、家族が心地よく快適に生活できればそれでOK。ルールは各家庭で違っていてもいいのです。
■衣類はウエスにして、とことん使い切る!
衣替えシーズンの今は、衣服を見直すのに最適です。サイズが小さくなった子ども服や着古したTシャツなど、不要な衣類をこのタイミングに洗い出し、暮らしの循環から追い出しましょう。
不要なモノは処分していいのですが、ウエスとして利用してから捨てるのがおすすめ。ウエスとは、着古した服やボロ布などを小さく切り、掃除に使ってから捨てる“使い捨て雑巾”のことです。
私にとってウエス作りは、これまでお世話になった服とのお別れの儀式。あれこれ懐かしく思い出しつつ、感謝しながら服にハサミを入れます。
ウエスは大小2サイズ作っておくと便利です。大きめサイズは窓ガラスや鏡などの広い面積のものを拭く時に、小さめサイズは調理中に飛び散った調味料や容器の口から垂れた油などを拭く時に重宝します。
サッと吹いてそのままポイッと捨てられるので、掃除がノンストレス! フライパンやお皿に残った油なども、ウエスで拭き取ってから洗うとラクですよ。洗面所のちょっとした汚れなどもウエスでひと拭き。こんな感じに日々使うので、小さめウエスはまとめて容器に入れ、キッチンと洗面コーナーにそれぞれ置いています。
時短掃除になるだけでなく、最後まで使い切った! という充実感を得られるのもウエスの魅力です。モノに感謝して気持よくサヨナラし、そして新しいモノを喜んで迎え入れる、こんなモノとの付き合い方ができる暮らしが理想ですね。
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