連載記事:離婚できない妻のモラハラ対処法
【専門家監修】夫のモラハラスイッチを入れない3つの方法。される側の原因は!?【離婚できない妻のモラハラ対処法 Vol.2】
夫のモラハラに傷つき苦しんでいるけれど、「離婚できない」…そんな声がよく聞かれます。
そこで今回は、夫からモラハラを受けていても、その相手と“離れられない、あるいは離婚できない関係にある人”のために、平和を取り戻す方法をモラハラカウンセラーのJoeさんに聞きました。
「あなたの夫はモラハラ体質?その特徴や原因とは」の続きです。
■モラハラ夫になるのを防ぐ方法はある?
1.どうして自分は攻撃されるのか
Joeさんによると、攻撃を受けるのは、その人が
「弱い人間」で、
「有害」と思われていることが原因と言います。
●弱い人間
夫から見て、妻が攻撃しても差し支えないくらい「弱く見えている」(=反撃が怖くない)
●有害な人間
夫からみて、妻の行動や存在がイライラさせられる。夫と違うものを妻が持ち、夫が嫉妬している
たとえば、妻がやりがちな「媚びる」という行為。Joeさんはこれはやめた方がいいと断言します。
イラスト:鈴木し乃
なぜなら「人は弱い立場にあるときや自分をわかってほしいときに、『媚びる』という行動をしがちです。でも、これは『私は弱いですよ』、『弱いからやさしくしたほうがいいですよ』、と言っていることと同じです。これに夫がイラっとし、妻を弱く、有害だと認識することになります」。
恐ろしいのはモラハラ夫の場合、その
「有害」の理由をでっちあげること。
妻に非がなくても、攻撃していい「理由」を見つけ、「おまえが悪い」=有害と決めつけてしまう。妻は弁明しようとしますが、モラハラ夫は話をすり替え、相手が
「悪いのは私なんだ」と思うように仕向けていくと言います。
2.攻撃させない方法とは?
では、モラハラ夫にスイッチを入れさせないようにするには、どうしたらいいのでしょうか。「『弱く』『有害』だと思われている自分の印象を変えれば、夫は攻撃できない」。ここにJoeさんは着目します。
普通だったら「話し合って、もとの信頼関係に戻りたい」と思うかもしれません。しかし、いつも攻撃されている場合、そうした方法で修復できるような相手ではないのです。だから、夫に映る自分を変えることで、
“攻撃欲を萎えさせていく”。
これがこのメソッドのポイントとなります。