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連載 これからを生き抜くお金の貯め方

共働きが陥りやすい家計の悪化…コロナ禍でも大丈夫な家計づくりとは【これからを生き抜くお金の貯め方 第3回】

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共働きが陥りやすい家計の悪化…コロナ禍でも大丈夫な家計づくりとは【これからを生き抜くお金の貯め方 第3回】

イラスト:トキヒロ


「家計をシンプルにする第1歩は、お金の流れをシンプルにすること」。そう言うのは、家計再生コンサルタントの横山光昭さんです。

でも、そもそも、家計の把握の方法がわからない場合は、何から始めたらいいですか? 引き続きお話しを伺います。

この記事は、
「『コロナで家計がヤバい!』やりがちな失敗パターンと今やるべきこと」
なぜかお金が貯まらない…じつはお得だと思っていたものが元凶!?
の続きです。
「コロナで家計がヤバい!」やりがちな失敗パターンと今やるべきこと
「コロナで家計がヤバい!」やりがちな失敗パターンと今やるべきこと


■夫婦で「家庭」という会社を共同経営する


共働きが陥りやすい家計の悪化…コロナ禍でも大丈夫な家計づくりとは【これからを生き抜くお金の貯め方 第3回】

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――家計の「お金の流れ」、なかなか把握ができないんです

皆さん、そうですよ。ただ、とくに共働きのご家庭は、忙しいから、それぞれの収入にノータッチになりがちゆえに、複雑になってしまいがちだという印象があります。夫婦それぞれの入出金が不透明だと、家計が悪化しやすい傾向があります。

――共働きなのに、お金が貯まらない‥‥。
それって、よくあることなんですか?


そうそう(笑)。正直なところ、それはよくあります。そういう方たちに対して、僕は、「どちらか一人が黒字会計にしようとがんばるよりも、二人で力をあわせれば圧倒的に効果がでやすいんです」とお伝えしています。

できれば、夫婦で「家庭」という会社を共同経営しているという感覚が持てるようになると良いですね。夫婦(家族)の家計づくりは、次のような手順で進めます。

●夫婦(家族)の家計づくりの手順

1)お互いの収入を把握する
2)夫婦共通の口座から支払う支出、おこづかいから支払う支出を決める
3)毎月の夫婦の目標貯蓄額を決める
4)それぞれのおこづかいの予算額を決める
5)毎月の振り返りを一緒に行い、必要があればルールを調整する


(出典:『横山先生ド素人の私にわかりやすく教えてください! これからの「お金」の貯め方&使い方)

■お金と上手につきあっていく、たった2つのポイント


共働きが陥りやすい家計の悪化…コロナ禍でも大丈夫な家計づくりとは【これからを生き抜くお金の貯め方 第3回】

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――「夫とお金の話をする」というだけで、めちゃくちゃ、ハードルが高いです
 
その気持ちも、よくわかります。でも、要は、次の2つができれば良いんです。この2つさえできていれば、お金を使いすぎて赤字会計に陥ることはありませんから。

1)今の状態を知る(現状把握)
2)収支のバランスを記録&チェック

「夫婦でお金の話し合いをするのは、ハードルが高い」と感じる人は、大切なことは先ほどの2つなんだという、ゴールのイメージを知ることから始めると良いかもしれませんね。

●夫婦の家計づくり
共働きが陥りやすい家計の悪化…コロナ禍でも大丈夫な家計づくりとは【これからを生き抜くお金の貯め方 第3回】

出典:『横山先生ド素人の私に教えてください! これからの「お金」の貯め方&増やし方』



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