コミックエッセイ:ウチのコロナの話
感染の不安を抱えながらのワンオペ育児 大変だったこと・支えになったこと【ウチのコロナの話 Vol.3】
本記事は、2021年1月頃の体験談です。時期や地域、ウイルスの種類によって対応が異なる場合があり、すべてのケースに当てはまるものではありません。感染した際は各自治体のルールに基づいて行動してください。
■前回のあらすじ
軽症のため、自宅療養となった夫。家庭内隔離中に気を付けた感染対策や、あって良かったものは…。
大変なことはいくつもあったけど「いつ悪化するか分からない」「いつ自分たちも感染するか分からない」この恐さを常に感じていたことが1番しんどかったです。体調の変化に敏感になり、少しノドが痛いだけで「もしかして…?」と不安になってピリピリしていた毎日でした。
そんな中、支えになったのは家族や友だちでした。子どもたちとしか接しない日々だったので、大人と話せること、不安を打ち明けたり相談できることが嬉しかったです。とくにわが家は近くに親戚がおらず、私まで倒れてしまったらどうにもならない状態だったので「なにか足りないものあれば買ってくるよ!」と言ってくれた近所のママ友たちの存在は心強かったです。
家族がコロナになったなんて言ったらどう思われるんだろう…? という不安も少しだけありましたが、こちらが申し訳なくなるほどに心配や気遣いをしてくれて、長い自粛期間中、とても支えられました。
なかなか言いづらいことではありますが、可能な範囲で誰かに助けを求めたり、つながりを持っておくということは大事かもしれません。
あとは、2人の子どもたち。
だれにも頼れないワンオペ生活はなかなか大変でしたが、つい気持ちが落ち込みがちになる中、いつも通りの子どもたちのふるまいに笑ったり怒ったりして救われることもありました。
長男は私が夫の食事を配膳するたび、手づくりのお届け伝票や手紙を添えてくれ、次男は両手がふさがっている私のためにドアを開けてくれるようになりました。
夫はもらった手紙をそれは喜んで、ホテル療養のときは子どもたちの動画を繰り返し見ていたそうです。手紙で約束したとおり、家に戻っていっぱい遊べるようになったことは本当に幸いだと思います。