コミックエッセイ:親子関係ってどうあるべき?
こんな輝いている娘を見たのは初めて…母娘で心から笑えた日/子どもを縛るママと尊重するママ(10)【親子関係ってどうあるべき? Vol.90】
結衣の成績ばかり気にしていたときは、紗枝の教育法をどこか見下してしまっていたところがありました。でも実は紗枝の「子どもの好きなことを伸ばす」方針は、子どもにとってとても重要だと今回学ばせてもらいました。紗枝は、小さい頃から自分の気持ちや考えを尊重していたからこそ、母に囚われることなく自分の道を歩くことができ、そして今も娘の莉子ちゃんの個性を尊重して寄り添っているのでしょう。
私は「自分」を見失い、母の指示がなければどう行動すればいいのかわからなくなっていました。そんな自分を嫌だったはずなのに、結衣に同じことを押し付けてしまった。
そんな私が、心から笑って過ごす日が来るなんて…。でも今になってようやく、私が笑わなければ結衣も笑えないのだと気づいたのです。
母に縛られていた心はまだ何度も私を苦しめるかもしれません。そして私が結衣にかけてしまった呪いを解くには、まだまだ時間がかかるかもしれません。それでも夫や紗枝の手を借りながらも、結衣の成長をしっかりと見守りながら、笑顔で支えていきたいと思っています。
※この漫画は実話を元に編集しています
原案・ウーマンエキサイト編集部/イラスト・
のばら