自分も毒親になってた…母の呪縛から解放されないまま親になった主人公に読者の反応は?
「私の育児は絶対に正しい」と自信をもって娘の教育に励んでいた投稿者さん。熱心に取り組んだ甲斐あり、娘は勉強のできるいい子に育ったはずなのに、頭が真っ白になるような言葉を投げかけられるのでした。私の教育は間違っていたの!?
■優秀なはずの娘がついた嘘
私は朱音。小5の娘・結衣がいます。
そして、同じ町内に私の妹・紗枝の家族も住んでいて、紗枝の娘の莉子ちゃんも、結衣と同じ小学5年生です。
私は結衣の将来のために、幼い頃からしっかりと教育をしてきました。
一方、妹の紗枝の家では莉子ちゃんがあまり勉強が得意ではないらしい上に、紗枝も「うちは子どものやりたいことをやらせるって決めている」と言い放つ始末。
そんなある日、小学校の個人面談がありました。
結衣は、学校のテストはほぼ満点だったため、担任の先生の言葉は、信じがたいものばかりでした。
まさか、今まで良い点数のテストだけを私に見せていたなんて…。結衣に嘘をつかれていたことがわかり、私はショックで、家に帰るなり結衣を問い詰めました。
結衣の将来のため――そう思った私は、翌日から放課後は遊ばせず、塾のない日は家でもっと勉強するよう言いました。
娘の勉強量を増やした一週間後。
満点に喜んだのも束の間、結衣の答案をよく見ると、式が間違っているのに答えだけあっているものや、唐突に正しい答えが書かれているものがたくさんあったのです。