壊れていく母を子ども目線で描いた「母のうつ病闘病記」に読者からも体験談が届く
■大騒動を起こした母、ついに精神病院へ
冒頭の事件の後も、母親はある妄想にとりつかれ、大騒動を引き起こします。病院から逃走を図り、ついに捕らえられた母は精神病院に入院することになるのですが…。
その姿を目撃した子どもたちには、一体何が起きているのかさえもわからない状況。深い悲しみに襲われながらも、めめみさんは「お母さんは大丈夫」と自らを奮い立たせます。
一方、母親はガラス張りの監察室に入れられ、それでも抵抗を繰り返します。
暴れた末、注射によって意識を失った母は、目を覚ますと、漠然とした不安に襲われるのでした。
「このまま私は一体どうなってしまうのだろう」
絶望感を抱えたまま、母の入院生活は始まってゆくのでした。
その後、入院生活の様子や残された家族の日常など、母親と家族がいかにしてうつ病を乗り越えていくのかが克明に描かれていきます。