あなたもお母さんを捨てるのね…? 異常な束縛をする母親に「うちもそうでした」と読者からも悲痛な声が
娘を自分の思い通りに育てたい…という自分の欲望に溺れる、いわゆる“毒親”と言われる、母親からの度を越えた束縛に悩んだ経験のある人は少なくないようです。
漫画
『母親だけど、捨ててもいいですか?』は、ある出来事をきっかけに、異常なまでの過干渉となった母親を持つ小学生の女の子・ハルが主人公の物語。母親のことは好きだけど、これ以上一緒にいるのは耐えられない…。次々にハルが直面する葛藤に、心が揺さぶられます。
子どもを追い込む母親は、捨ててもいいのか。読者アンケートには、経験者からの本音が数多く集まりました。
■幸せだった毎日が激変…異常な束縛をするようになった母
一般的な家庭で育ってきたハル。ところが、大好きだった父親が家を出てから、状況が変わっていきます。
父が家を出て1年ほど経った頃から、ハルに過度な干渉するようになった母親。
母親はハルを幼い子どものように扱い、洋服から何から、勝手に決めてしまいます。それでも母親のことが好きだったハルは、「これもきっと今だけ」そう信じて、母の言いなりになっていたのです。
しかし、そんな願いも虚しく、母親の束縛はどんどんヒドくなっていきました。
テレビを見ていることに嫉妬した母親が、コードを切断。さすがのハルも、この時ばかりは母親に恐怖を覚えます。
一方、学校ではオシャレに目覚める女の子たちを避けるように、男の子とばかり遊ぶようになっていきました。男の子たちの遊びはゲームが中心でしたが、ゲーム機を持っていないハルは、いつも友達たちが遊んでいるのを見てばかりいたのです。
そんな、ある日。