春は進学や進級を機に、
子どもの行動範囲がぐんと広がるとき。とくに小学生になると登下校や放課後など
親の目が行き届かない時間が増えます。
ママやパパも職場環境が変わったり、子どもの進級準備に追われたり、なにかと忙しい時期ではありますが、
子どもと一緒に交通安全への意識を高めておきたいタイミングでもあるのです。
ママあるある! 子どもの交通安全ヒヤリハット体験
子どものヒヤリハット体験で多いのは、やっぱり交通事故につながるもの。ウーマンエキサイト編集部のママたちもいろいろな経験をしています。
自転車に乗っていて車道で転倒。もし車が走っていたらと思うと…
横断歩道のない道路で飛びだし。避けようとしたバイクが倒れそうになって…
このほかにもいろいろな声が上がりましたが、多いのは
「飛びだし」関連。友だちを見つけたり、ボールを追いかけたりして、つい飛びだしてしまうことがあるようです。
気のゆるみが出やすい「5月・6月」が要注意!
はじまりの4月。子どもたちはワクワクと同時にほんの少しの緊張感に包まれています。それが5月になると、新学期の緊張もほぐれ、気持ちがゆるんだり、逆に疲れがたまったり。6月には、その疲れからか
まわりへの注意力が散漫になることもあります。
実は、政府の調査によると、
小学生の交通事故が一年で最も多いのが6月。なかでも
「登下校中」の事故が3割以上を占めています。新学期はとくに注意が必要なのです。
出典:「小学校1年生の歩行中の 死者・重傷者は6年生の約3.7倍! 新1年生を交通事故から守るには?」/政府広報オンライン
とはいえ、いくら親が「気をつけてね」と伝えても、子どもがとっさのときに安全に行動するのは難しいもの。
大事なのは、
「どうして危険なのか」
「どう行動すればいいのか」
を
具体的に、繰り返し伝える機会をつくることなのです。
交通安全は「みんな」でつくるもの
そんな機会の一つになっていたのが、2022年3月の1カ月間、全国7エリアを走行した
「子どもたちの交通安全への願いをのせたバス」。
実はこれ、JA共済主催の
「全国小・中学生 交通安全ポスターコンクール」の大賞受賞作品を路線バスにラッピングした特別なバスなのです。
50回目を迎えた「JA共済 全国小・中学生 交通安全ポスターコンクール」の受賞作品がラッピングされた路線バス。福島・東京・神奈川・静岡・滋賀・徳島・熊本の7エリアを運行しました(写真は東京)
子どもたちが描いたポスターには
「手を挙げて横断歩道を渡ろう」「反射材をつける人が増えてほしい」など、子ども目線での交通安全への思いや願いが込められています。なかには
「ながらスマホ」や「飲酒運転」をなくそうという
大人へのメッセージもあります。
大賞受賞の2作品。左は、反射板をつけたときとつけないときの違いを描き反射材の効果を訴える作品。右は、スマホを見ながら車や自転車を運転する人を「直接注意はできないので絵で伝えたい」と描いた作品です
子どもたちにとっては、交通安全ポスターコンクールに参加したり、街なかでラッピングバスを見かけたりすることが、交通ルールやマナーを学び、交通安全の大切さについて考えるきっかけにもなります。
バスの車体のカラーはJA共済「全国小・中学生 交通安全ポスターコンクール」のロゴの7色と連動。エリアによって色が異なり、写真左上から福島、右上が熊本、中左が神奈川、中右が徳島、左下が静岡、右下が滋賀となっています
もちろん、交通安全は子どもだけではなく、
地域のみんなでつくるもの。今回ラッピングバスを走らせたのも、“路線バス”という各地の生活に根付いた乗り物に子どもたちの交通安全への願いをのせることで、
「地域のみんなに交通安全を伝えたい」というJA共済の思いからです。
親子で話し合おう! わが家の交通ルール
子どもにとっては、言葉だけの説明より、カラフルなポスターのほうが理解しやすいこともあります。
今年のラッピングバスの運行は3月末で終了ですが、
特設サイトでは引き続きラッピングバスの画像や受賞作品を見ることができます。
ラッピングバス特設サイトでは受賞作品と受賞者の声を公開中。
また、
交通安全を学べるクイズ付きのポスターカレンダー(PDF)をダウンロードすることもできます。お子さんと一緒に作品やクイズを見ながら、あらためて交通ルールを子どもに伝える機会にするのもいいですね。
受賞作品ポスターのカレンダー(クイズ付き)もダウンロードして楽しめます。
身近すぎるゆえに、大人でも意識が弱まってしまうことがある
「交通安全」。けれど、交通ルールを守ることは、イコール命を守ること。家族の誰もが元気で楽しい新年度を送るためにも、ぜひこの時期に親子で交通安全について話してみませんか。
JA共済 ラッピングバス特設サイトはこちらPR:JA共済