■前回のあらすじ
なんとかお風呂に入ったものの、ふだんできることがまったくできず。命の危険を感じて湯船から出ようとしても、体が動かなくて…。入浴後は、夫に「休むね」とジェスチャーで伝えることしかできませんでした。
夫ありがとう!!
基本的に毎日日付が変わる頃に帰ってくる夫なので育児と家事は私のワンオペです。
仕事が長引く日は、夫と顔を合わすことがないなんてこともあります。
この日はたまたま休みだったのですが、夫がいなかったらマジ詰んでた…。
理解者がいてくれるのと、いてくれないのでは全然違う。受け入れてくれる家族には、感謝しかありません。
学生時代、社会人時代のうつ症状もかなりしんどかったけど、結婚して子どもができてからは怒鳴ったり、ヒステリック起こしたり、家族に感情をぶつけることが多くなってしまい、そんな状況がすごくしんどかったです。
このままだと自分を傷つけたり、誰かに危害を加えてしまうかもしれない。
そう考えたらこのまま放ったらかしにするわけにはいかないと考え、病院に行く決意をしました。
夫も、私の扱いには相当苦労したと思います。
PMDDだとわかる前から、夫に「そんな風になるのはおかしいから、どこか病院行った方がいい」と言われていたのですが、私がずっとそれを拒否していたのです。
だってPMSやPMDDの症状は、生理前の一定期間しかないから。生理が来ると症状が消えて、うつだったことなんてすっかり忘れるくらい元気に過ごせるんです。
心療内科や精神科に行ったとしても、気持ちの問題だとか、ゆとりだからだとか、自分に甘いからだって、きっとそれで済まされると思っていました。
辛い人はずっと辛いけど、私の場合は元気に過ごせる日だってあるから、私はそうじゃないって。
まさか、生理が関係あるだなんて思ってもいませんでした。
男性である夫には、女性ホルモンの変動とか生理前のしんどさとかは最初ピンとこなかったかもしれませんが、それでも理解してくれました。
夫に受け入れてもらったことで、これまで自分のことをないがしろにしていた自分はなんて馬鹿だったんだと反省しました。
今でも症状がたまに出てしまうけど、「ママは今しんどい時なんだ」と子どもたちも理解してくれるし、3年間運転できなかった時期は母がずっと病院に送り迎えしてくれてました。
みんなの理解のおかげで、私は生きていけています。
今回みたいにポンコツになっちゃう時が、またあるかもしれません。
そのたびに私は自分が嫌だなって思ったり、家族に申し訳ないって思ってしまうだろうけど、周りのみんなへの感謝だけは絶対に忘れちゃいけない。
これからも私は私にできることをやって、目の前のことを一つ一つこなしていけたらいいなと思っています。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
月経前不快気分障害(PMDD)とは、月経前症候群(PMS)の中でも特に精神症状が強いために、日常生活に大きな支障をきたすほどの状態を指します。
出典:Medical Note
この記事はあくまで筆者の体験談です。気になる症状がある場合は専門機関にご相談ください。