■前回のあらすじ
再び平和な日々が訪れたのですが、その頃きぃが頻繁に体調を崩すようになりました。休みが続くと職場の雰囲気も変わり、「病時保育を探さないの?」と聞かれてしまいました。
精神的に不安な要素があると人間余裕がなくなるもので、当時は常に謎の焦燥感に駆られていました。頭の中は「しなきゃいけない」でいっぱいでした。
職場の人に謝って許してもらわなきゃ…、きぃの体調管理をちゃんとしなきゃ、たくさん食べさせて、体をしっかり温めて、夜は早く寝かせて…。
たくさんの「しなければ」を全てこなすなんて勿論できるわけもなく、今度はできなかった自分を責める。
できなかったからきぃは体調を崩したんだ。
パパと一緒に暮らしていくのを我慢できなかったから。
きぃも不安定になってるんだそうに違いない。
こんなことばっかり考えて過ごして遂にきぃに当たってしまったんです。「最低な母親」といワードが頭によぎり…余裕がありませんでした。
子どもが体調を崩すのは、仕方のないこと。頭ではわかっていても、余裕のない頭では何かを責めずにはいられませんでした。
冷たい態度をとる職場の人達、頻繁に体調を崩してしまうきぃ。何かを責められずにはいられない自分にも苛立ち、悪循環でしかありませんでした
周りの人たちに支えてもらっていたお陰もあって、私は基本的に自分を奮い立たせるのが得意なので、ネガティブになって鬱々としていても自分自身に気合いを入れてこれまでもなんとか乗り越えてきました。
でも、今回ばかりは気合を入れても常に職場の人たちの反応に恐れて焦ってなかなかネガティブから抜け出せなくなっていきます。
次回に続く 「され妻なつこ」は22時更新!