■家事や育児を自分の基準で要求する夫たち
まずはあきら同様、妻の大変さを考えずに自分の基準で育児や家事を要求する夫の被害にあっている妻の証言をご紹介します。こんな夫たちには、相手の立場になって考えるということを知ってほしいもの。
・自分の基準で全部考えて、何も出来てないと言う夫。産後3カ月で、しかも初めての育児と家事の両立で、私なりに頑張ってやっているのにそれを理解してくれないし、夫に言っても「言い訳はやめろ」とか「もっと完璧にやれ」とか言われる。まだ精神的にもホルモンバランスも元に戻ってないから辛い。
・色々あります。家事はほぼしない(自分の着た服の洗濯のみ)、掃除もしない、風呂掃除もしない、料理はできない。私が休みの日ゆっくり寝てると「お腹空いた」と無理やり起こす。
キッチンの掃除を頼むと、「キッチンはあなたの担当」と拒否(そんな分担してません)。休みの日の誘いを断ると「約束したじゃん」と逆切れ(約束なんてしてません)。暴力と浮気もありました。人としてあまりにもおかしい。本当に別れてよかったです。
・第2子妊娠中(もちろん家事育児ワンオペ)、おなかが大きくなってきてお布団を上げ下げが辛くなって限界がきたので「申し訳ないけど、お布団あげるのやってもらえないかな」とお願いしたら「じゃ、俺はソファで寝るわ(俺は布団使わないから片付ける義務はないでしょという意味)と言われた。
・39度まで熱を出していた私。病院に行きたいから子どもと留守番していてほしいと話したら「何をしに行くの?」と、言われ病院に行けなかった。
それから3日間、熱が治りませんでした。
・子どもがまだ1歳すぎのころ、夜中に1時間おきに授乳をしていて、旦那に言われた時間に朝起こしてあげることができず、30分オーバーしてしまいました。旦那は怒り狂って「お前は泣いて謝れば済むけど、こっちは仕事なんだ!何のために専業主婦をやらせてやってるんだ!」と言われた一言が今でも忘れられません。
・私の夫がモラハラ夫です。この漫画にある通り、夫が求めるレベルの家事や育児が出来ず、できなかった理由を述べると「母親は自分を犠牲にしててもやるべきだろ。自己犠牲精神が足りない」と言われました。
次に、いわゆる「俺が稼いだお金」と言ってくるパターンのモラハラ夫をご紹介します。中には外食や外出すらできないという妻も。
・俺のお金なんだから自由に使っていいだろ。なんだかんだ、お金に口を出すとこの言葉が返ってくる。結婚生活15年目です。
・まさに私の夫はモラハラ。家庭でも「誰の金で飯食ってる!」とか「俺は働いてる! 俺は仕事が1番、自分の時間が2番、3番に子ども」と凄い剣幕で怒鳴られました。「お前の考え方が悪い、言い返すな! 反論するな!」など侮辱され続け、今では私の存在価値が分からないです。
・「仕事をしたい」と言うと、「俺の稼ぎが悪いって言いたいのか? 俺のおかげで食べさせてもらってるのに」と怒鳴られた。私と子どもは留守番で、主人と義母だけでお出かけ。
外食も私と子どもは許されず、出かけたいと言えば、「スーパーの買い物や幼稚園の送り迎えも外出だ!」と。育児の協力もなしで飲み会帰りは暴言ばかり。メンタルやられました。
最後にご紹介するのは、結婚28年目で離婚を決意している人からの告白文です。休日に美容院にも行けず、一回の買い物の金額制限まであり、よく28年も耐えたというべきでしょうか。
・それはうちの夫です。結婚して28年目になります。結婚当初は特に気にならなかったのですが、2人目の子が生まれて9カ月になるころから、モラハラは始まりました。
私は夕飯の支度に忙しく、泣いてる子に構ってあげられずに台所にいると、「泣いてるのになんで聞いてやらへんねん。お前が聞いてやらんから泣いてるんやろ」と言われました。夫はTV見てるだけなのに…。その後、下の子が2歳になり、夫の休みの日に美容室の予約を入れたら、「何で平日に行かへんねん。平日に行っとけや」と言われました。結局、私が何か意見を言うと嫌な態度をとります。私が夫の口座から引き落とされるカードで買うと、「一回の買い物は2000円までにしろ」「自分は働いてるから何をどれだけ買っても問題ない」と言います。50歳過ぎても未だに朝起こしに行かなければ「なんで起こしてくれへんかった」と言われます。
夫が定年で退職したら絶対離婚してやる!
モラハラ夫の性格が治ることはほとんど皆無のよう。諦めるか離婚しかないと考える妻が多いことも仕方がないのかもしれません。
▼漫画「「専業主婦ならちゃんとやれ」…産後疲れの妻を責めたてる夫/あきらの場合」
Greenspoon(グリーンスプーン)がグリコとコラボ。野菜がたっぷり楽しめるスープとパスタが登場【編集部の「これ、気になる!」 Vol.121】